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お花の先生へ伝えたい♪無駄のない花材仕入れのコツ《その1》

2023.02.24
投稿者:nakano

皆様 こんにちは。

奈良県宇陀市 フラワーサロン「HANARA-ハナラー」の中野です。

花活動を続けていく上で欠かせない仕入れの作業。
お客様には見えない部分ではありますが、教室運営や作品販売をする上で花材の仕入れは非常に大事な部分になります。
生徒様やオーダー頂いた方にご満足いただくためには、仕入れに妥協はしたくない、イメージした花材を何とか手に入れたい。そう思う先生は多いかと思います。

ですが、この仕入れの作業がやってみると結構大変…
生徒様やお花仲間からも悩みのお声をたくさん伺っています。何を隠そう私自身もたくさんの失敗を繰り返してきました。

・数を間違えて発注してしまった。
・欲しかった商品が欠品している。
・発注してから、これも足りてなかったと気づく。
・届いたらサイズが違った。
・カラーがイメージと違った。
・ロスが多く利益が出ない。
・そもそも発注作業に時間がかかりすぎる などなど…

など挙げたらきりがありません。

そこで今回は私の経験で感じた仕入れのコツについてご紹介させて頂きます。少しコツを意識するだけで、発注作業がスムーズに行くだけでなく、コスト意識が生まれ利益が出しやすくなります。

今後のお花活動の参考にして頂ければ幸いです。それではご覧くださいませ。

【①なるべくまとめて発注!】

 お住いの地域にもよるかと思いますが、お忙しい方ほどネット注文・FAX注文をされる方が多いと思います。カタログからお好みのものを探して注文画面から入力するだけですので、時間も気にせず発注することが出来ます。さらに店舗まで移動する時間が省けるので、手軽で大変便利な方法です。

一方で店舗までの交通費は抑える事が出来ますが、配送料がかかってきます。この配送料はバカになりません。T社の場合、関西地区では1180円もします。

プリザーブドアジサイが一箱買える金額です。〇〇万円以上なら送料無料など各社規定の金額以上なら無料になりますが、なかなか毎回そこまでは行かない事が多いです。その為なるべく発注回数を押さえる事が大切になってきます。

オーダーやレッスン予約が入る度に毎回注文をかけるのではなく、ある程度時間的な余裕を持って買い物リストが溜まってきてから発注作業に入るのがおすすめです。オーダーをいただいた時や「あれが切れてたな」など、思い出したら買い物リストにメモして貯めておくと、発注の時買い忘れが少なくなりますよ♪

またネットの発注では、数や品番の誤入力というミスも発生しやすいので要注意。商品によっては1セット3個入りなどセット販売になっているものがあります。3個欲しい商品を数量3で注文したら1セット3個入りの商品で合計9個も届いてしまった…など、間違いが発生しやすいです。

数量の他、サイズやカラーの誤入力・イメージ違いなど、現物を見ないがゆえに失敗する要素が多々あります。ネットやFAXからの注文はよくよく注意が必要です。注文するボタンの前に最終確認はしっかり行いましょう。

 

【②デザインを決めてから仕入れをする。】

デザインを考える時には、必ずデザイン画を描く事をおすすめします。デザイン画というと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、作りたいものを図にまとめる、メモする、というニュアンスです。

簡単で良いので頭の中にあるアレンジを図に描き、図の横に花材の種類・品番などをメモします。花材以外にもベースやワイヤーやテープ類なども必要な分をメモしましょう。

図に書くことで頭の中が整理され、何が必要で必要で無いかがはっきりします。すると、無駄な材料を仕入れる心配が少なくなります。

また、レッスンで花材が足りるか不安で多めに仕入れてしまうという方もいらっしゃると思います。この不安はどこからやってくるのかというと、必要な花材量をしっかり計算出来ていない所からやってくるのです。

デザインを予め決めることは必要な花材・資材の量を事前に把握するということ。図にデザインを書いたら、ローズは〇個・アジサイは〇箱分と細かい数量も記載します。そうすれば、正確な必要数が事前に把握できるので、必要以上に買いすぎる事は少なくなります。

多少の予備は必要かもしれませんが、それ以上に準備してロスを出すのは避けたい事ですよね。常にコスト意識を持ち仕入れを行いましょう。

 

【③予約が入る前に買いすぎない。】

これ、かなり大事です。
レッスンする度、赤字になってしまうという方は仕入れのタイミングを見直す必要があります。

レッスンで使う花材を予約が入る前に買っていませんか?このくらい予約が入ったらいいな、という希望的観測で先に仕入れてしまうと、思いのほか予約が少なかった時には当然ロスになってしまい、精神的にも辛いですよね。

前もって購入しておいてももちろんOKなのですが、期待よりも多く発注してしまうと、予想よりもご予約が少なかった場合、赤字になってしまう可能性があります
前もって購入する場合には、花材を余らせないためにも、期待されるご予約数を予測し、期待値よりも少なめで用意しておくことをおすすめします。

予定よりもたくさんのご予約を頂けて花材が足りなくなった時は、後から追加注文して対応する事で十分対応出来ます。
教室を運営していると、どのくらいご予約頂けるのか一番悩む部分ではありますが、常に必要以上に買い過ぎない意識を持つことが大切です。

折角始めた花活動。長く続けていくには利益を出していかないと気持ちが持ちません。必要な量をちゃんと計算して、ついで買いを無くし、手元に利益が残るよう意識を変えていきましょう。

 

【まとめ】

 

いかがだったでしょうか?仕入れのコツその1についてお伝えしました♪

花材の仕入れは生徒様やお客様には見えない部分ではありますが、多くの先生や作家さんが苦労されている部分でもあります。
仕入れを効率よく行うことで、教室の運営にも好循環が生まれレッスン内容にも還元する余裕が生まれます。

皆さんの花活動の参考になりますように。次回は仕入れのコツその2についてお伝えします。

最後までお読みくださりありがとうございます。

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奈良県宇陀市のフラワーサロン
「花と暮らそう」

HANARA -ハナラ-

FEJ認定講師 植物雑貨クリエイター 中野真弓

 

 

HP:https://hanara-flower.amebaownd.com/

Instagram:https://www.instagram.com/hanara.flower/

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@fujie_okamura
@fujie_okamura

Living in Tokyo / floral designer

フラワーエデュケーションという花協会で花の楽しさを伝えています。古くて美しいもの、手作業の心躍る時間が大好きです。