意外と知られていないことなのですが、
「下さい」と「ください」に使い分けのルールがあることを、皆さまご存知でしたか?
教室業をされている方は、メールを頻繁におおくりになると思いますので、
この使い分けを知っておかれると、大変便利です。
*漢字の「下さい」を使う場合
「イチゴを下さい」
「ミカンを下さい」
「飲み物を下さい」
「お返事を下さい」
・・と言ったように、相手に何かしらの物事をお願いする場合は、漢字書きの「下さい」を使用します。
→英語でいえば「give」“ちょうだい”という意味の使い方です。
*ひらがなの「ください」を使用する場合
「お越しください」
「お飲みください」
「資料を配ってください」
「どうぞご自愛ください」
・・といったように、 相手にこうして欲しいという行為(動作)のお願いの場合は、ひらがな書きの「ください」を使用します。
→英語でいえば「please」“お願いします”という意味の使い方です。
では例題です。
以下の二つの言い方の場合、どちらが正解でしょう。
(1)○○様のお越しを心よりお待ちしております。 お気をつけてお越し下さいませ。
(2)○○様のお越しを心よりお待ちしております。 お気をつけてお越しくださいませ。
正解は(2)。
ひらがなの「ください」が正しい使い方となります^^
実はこの使い分け「文部省の用字用語例」で使い方の基準が定められているそうです。
公用文を書く際に用いられるとの事で、普段はどちらで書いても間違いでは無いそうです。
しかし、 レッスンのお申込みや、オーダー・講習会・各種イベントのご依頼があった際にも、普段からきちんとした文言を用いてご対応されると、講師自身はもちろん更なる教室の信頼度UPにも繋がることでしょう!
ぜひ参考にしていただければと思います^^
ビジネスメールマナーについて教えてくださったのは
「アトリエMikure」中川先生です☆
http://ameblo.jp/mikure/