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母の日豆知識★アメリカ編

 

アメリカの母の日の起源  

前回は、オランダの母の日についてお話ししましたが、
今日はアメリカの母の日の起源について、ふれてみたいと思います。

 

アメリカでは、南北戦争終結直後の1870年、女性参政権運動家ジュリア・ウォード・ハウによるMother’s Day Proclamation(母の日宣言)が、母の日の起源とされています。

これは、戦場に夫や子供を送ることに反対するためのもので、今のような母の日の考え方とは、ちょっと違うものでした。

 

現在の母の日の考え方のもとになった活動のはじまりは、日頃から子供達が母親を敬うことを忘れたり、無視したりすることに胸を痛めていたアンナ・ジャービスという女性が、1905年に最愛の母を亡くしたことから始まります。

宣教師の娘だったアンナは、母リースを偲び、母が日曜学校の教師として働いていた教会で、1907年に母の追悼集会を開きました。
その際に、母の大好きだった【白いカーネーション】を会場いっぱいに飾り、
帰りに参加した皆に配ったそうです。

 

このアンナの運動がやがてアメリカ中に広がりをみせ、白いカーネーションは母の日のシンボルになりました。
さらに1914年に、当時のアメリカ大統領トーマス・ウッドロウ・ウィルソンによって、5月の第2日曜日を母の日とすることが制定されたそうです。

 

いかがでしたか。アメリカの母の日の起源。

戦争や死という悲しみの中で家族を思ったり、慈しんだりする気持ち。
そんな想いが、アメリカの母の日の起源なのですね。

 

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