パリに並ぶファッションの街ミラノ。私は先月ヨーロッパを旅していた時、このミラノで至る所でイケメンに遭遇しました。
ファッション雑誌に出てくるような長身で美しいイケメンがそこらじゅうにいたのです。ミラノってなんなのー!!決して顔には出しませんが心の中でそっとドキドキしながら、現地在住のデザイナーM氏とランチをしていました。
(ちなみにこの時ミラノはちょうどメンズコレクションの時期。至る所にいたイケメンはショーに出演するモデルさんたちでした。)
ミラノイケメン話に花を咲かせながらランチしていた私達。デザイナーのM氏が「そういえば!!YUKIKOさん、イケメンのことよりも、あなたにぜひお勧めしたい花屋さんがあるのよ。」ということで案内してもらった、とあるフラワーブティック。
ここがあまりにも素敵だったので今日は皆様にこちらのお花屋さんをご紹介したいと思います。
(美しいイケメン特集ブログはいつか書きたいと思います。)
ミラノで今一番いけているといわれているこのショップはアパレルと花屋さん混合のお店です。
花とファッションの調和が見事なショップ内にはまず1階正面に花が美しく並びます。中2階から上はドライフラワーやボタニカルが美しく装飾されたアパレルショップ、地下には花のアトリエがあります。
一等地に立つこのオシャレショップ「ティーローズ」実はすごい人たちがデザイナーだったのです。
ミラノを代表する花装飾チーム・ティーローズ
フェラガモ、エルメス、カルティエ、ディールなどが軒を並べるミラノのモード発信地、モンテナポレオーネ通りにブティックを構えるティーローズ。
1994年に、オーナーのアレッサンドラがディレクションして立ち上げた、花とファッション、インテリアを融合させた複合型のフラワーショップです。
イタリア人トップフローリストのあのアレックス・カンビも「ティーローズ」を拠点に活動しているそうです。
フランス・パリのフラワーブティック「クリスチャン・トルチュ」に在籍中、ディスプレーの才能をファッションデザイナーのジョルジュ・アルマーニさんに認められ、2002年、アルマーニのブティック(ミラノ)に併設するフラワーブティックの責任者に就任。
カトリーヌ・ミュレーやヴァンソンレサールと共にクリスチャン・トルチュの黄金期を支えたフローリストです。
様々なパーティーのデコを手掛けているのもティ-ローズの特徴です。
ミラノではパーティーや贈り物の花ならティ-ローズ、と言われているそうで、ここに頼めば間違いないセンスの良いブーケやアレンジメントが出来ると評判でした。
今では、シャネル、バレンシアガ、VOGUE、フェラガを始め、ミラノコレクションやサミットの装花まで手掛けているそうです。すごいですね。
ティーローズの店内をご紹介します
それでは早速、ティーローズの店内をご紹介します。ステキな店員さんが、「私は日本大好きよ!」と、快く写真をたくさん撮影させて下さいました。
店内にはいると、まずはたくさんの生花がお出迎え。
花もディスプレイ商品として、どこを見ても目を楽しませてくれます。
ドライフラワーもステキにディスプレイ。
花が様々なスタイルであちこちに置かれているだけでなく、インテリアやファッション、そして良い香りのトワレなど、どこを見ても女性ならワクワクしてしまうようなディスプレイが並んでいます。
ブティックを内側から見たところ。窓にはナチュラルで美しいボタニカルが装飾されています。
こちらは洋服。ウッドチップがたくさん引き詰められていて雰囲気たっぷり。白樺もディスプレイの一部。
こちらは↓地下の打ち合わせ場所。パーティ装飾についての相談をするのでしょうか。
これから配達するアレンジが素敵にラッピングされていました。
「ここに花を頼めば、間違いないから本当に信頼している」という言葉
モノ作りをしている者にとって、こんなに嬉しい言葉ってないですよね。「ここで買えば安心」というのはどんな職業にも当てはまり、逆を言えば、「ここの商品は安定していない」「前は良かったけど今日のは良くない」というのは信頼をなくします。
ティ-ローズを見て、大小関わらず1回のダメ仕事で先の仕事をなくすこともあるんだよなあ、ということをなんとなく神妙になりながら、お店を出て、イケメンモデルにまた遭遇しM氏と騒いだ私でした。
さて、この後立ち寄った「フラワーカフェ」もこれまた素敵でしたので、次回はそちらのお店をご紹介いたします!