こんにちは!
町田市成瀬にある花と輸入雑貨フルールベネットの通地です。
「出張セミナーの講師を務めることになったら」こちらで3回目になります。
Vol.1とVol.2もありますので、まだご覧いただいてない方はどうぞ先にご覧ください。
今回はいよいよワークショップ当日のポイントをまとめました!
この日を成功させるために色々なことに気を配ってまいりました。
ここまできたら最後まで気を抜かず、参加していただきました方にセミナーを楽しんで満足していただきましょう!
基本事項になりますが、会場についたらまず最初にご依頼主様や担当の方ご挨拶をしましょう。
事前の打合せ段階でご挨拶を済ませている場合は除きますが、ほとんどの場合は当日に初めてご依頼主様と対面することが多いです。
名刺交換は直接顔を合わせてお互いを確認し、挨拶としての機能も併せ持つ重要なマナーとなります。
「電話やメールでやり取りをしているから大丈夫だろう」とは思わず、しっかりと名刺交換することで、自分の所属を明確にし「はじめましての挨拶」を完了させましょう。
また、名刺の数は人脈のバロメーターとも言われるように、
名刺交換は「連絡先を交換することによる人脈形成」としての大きな役割も果たします。
人脈形成をする上でも名刺交換にはとても重要な意味があるとことをしっかりと覚えて備えておきましょう。
名刺交換を終えたら、このタイミングで参加者の人数や段取り、注意点などの最終確認も忘れずに行いましょう。
会場に資材を運び込みセッティングをしていきます。駐車場から会場まで運ぶ場合は、なるべく往復回数と手間が増えないようにしたいところです。
会場のスタイルや空間の広さ、テーブルや椅子の形状も会場によって全てことなりますので、臨機応変に対応できるようにしたいところです。
会場によってはその場でテーブルや椅子などの配置の指示を求められることもありますので、あらかじめ頭の中でイメージしておくとスムーズに伝えることができると思います。
私の場合はいつも事前にテーブルの大きさや個数を確認した上で「こんな風に設置して欲しいです。」と言うことを先にお伝えするように心がけています。
会場に向かう際には概ね開催時刻より1時間前くらいに入室できれば設営も時間もゆったりとれますので、事前に確認をしておきましょう。
ホワイトボードやがあるとお伝えしたい内容を文字で表しつつ口頭だけの説明もより分かりやすくスムーズに進めることができます。
ここに作品作りのポイントや注意点、作業手順や、作業時間の目安、終了時刻などを書き込んでおけば、参加者のみなさんと情報を共有できるので役に立ちます。
私も会場に備えがある場合はほぼ利用しています。また、マイクが利用できる会場では同様にこちらも借りるようにしましょう。
会場が広い場合や、人数が多い時には声が聞き取りづらくなりますのでぜひ活用してみてください。
参加者様は初めてワークショップを行う人物であれ、何度も経験をこなしたベテランであっても同じ「先生」としてみてくださいます。
私も毎回初めてのように緊張しますが、たとえ初めてで緊張していてもあまり自己紹介で自虐したり、必要以上に自信なさげにお話しするのはNGです。
参加者のみなさんも不安になってしまうので、講座が始まったら堂々と「先生」になって胸を張ってください。
さぁ、ついに講座の開始です。自己紹介も終えて制作の手順もお伝えしました。
実際に受講者様が作品作りに手を付け始めたら以下のポイントが大事になります。
まずは簡単に自己紹介をします。少し世間話などを交えると参加者の皆さんがリラックスして取り組めると思います。
次に作品のテーマや由来、制作手順とポイントを簡潔に伝えます。
最初に大まかな流れやポイントお伝えすることで、安心して取り組んでいただけます。もしホワイトボードやレジメがあれば、それを利用しながらさらに具体的に説明を加えてみても良いでしょう。
制作中に出る質問や、手が止まる瞬間は十人十色です。
お声をかけながら全体を見渡せる位置から受講者様の顔の表情を伺いましょう。
心がけるポイントはできる限り平等に接すること、そして必要以上に作品に手を出さず制作をしていただくことです
先に十人十色と申しました通り、制作スピードもそれぞれ異なります。それでも会の終了時間はどの方も同じなので、中盤から後半にかけて足並みが揃うように全体をコントロールしながらペース配分に気を配りましょう。
時には全体に対して号令をかけて、作業工程を統一させるのも円滑に進めるポイントの一つです。
このように書くと色々気を配ってくるくる落ち着かないくらい駆けずり回ってしまいそうですが、ここは1つ深呼吸をして落ち着いたペースをもって進めていきましょう。
ワークショップも終わりが近づいてきたら、スムーズに終われるようにポイントも切り替えて進めます。
フロアを回りつつ余分な花材や道具は少しづつ片付けていきましょう。
特にテーブルの上のスペースが小さい場合には花材やワイヤーなどの切れ端でスペースが遮られ、作業が滞ってしまったり、作品や衣類に付いてしまう場合もあります。制作を円滑に進めるためにも卓上はできるだけ綺麗にするよう心がけましょう。
また、参加者様全員がお帰りになってからすべてを片付けするとなると大変な労力にもなります。
サポートスタッフの方などにお願いしてもスムーズに行えると思います。
後半に差し掛かると出来上がる方も見えてきます。そんなゆとりのある方には作品の写真撮影などにご協力いただき、記録を残すようにすることをぜひお勧めしたいです。
記録用としてもちろん、後述いたしますブログやインスタの掲載に使用することができます。
また最後は参加様皆様の作品を並べたり、皆で作品を掲げて記念撮影をする時間を設けられる主催者様にも事前に確認を取り協力していただきましょう。
自分の実績にもなるので今後のモチベーションになるだけでなく、別の企業様からご依頼をいただいた際に、活動実績として具体的にご提案することが可能になります。
☆マストアイテム ビニール袋・OPPフィルム・手提げ紙袋
作品はお持ち帰りいただくためにこちらで袋を必ずご用意いたしましょう。OPPフィルムはテープを剥がせば接着ができるものにすれば作品の保護ができますのでとても便利です。これらの持ち帰り用の袋は以外と忘れがちになるので、事前準備の際はしっかりと確認して持っていきましょう。
また、袋詰めの時間も予定時間内に収まるように状況を見ながらペース配分とお声掛け行いましょう。
会場によってはイベント後も引き続き使用される場合や、後に予定が入っている場合もあります。続く方たちに迷惑がかからないように迅速かつ丁寧に行いましょう。
☆重要アイテム
片付けに必要なのはなんといってもごみ袋です。大きなごみ袋で一旦すべて集めて分別は帰ってから。それも時短のための工夫の1つになります。
道具をまとめたらカバンや車に戻す前に確実に数量を数えましょう。
たとえ少額の備品や消耗品でも、毎回開催する度に無くしては膨大なコストになってしまうので注意しましょう。
(Vol.2でご紹介させていただいたようなボックスがあれば、撤収作業でも役立ちます!)
撤収が完了したらご依頼主様とご挨拶します。また次回呼んでいただけるように資料をお渡しするのもよいかもしれません。
また、講習料のお支払いなど重要なお金のやり取りに関しては、担当の方とお会いできている時に再度確認を済ませておいたほうが無難です。
ここからは余談になりますが、撮ったお写真はできるだけ早くインスタやブログに掲載することをおすすめします。
なるべく最新の情報を早く掲載したほうが多くの方の目にもとまりますので、またどこからかお声がかかる確率も上がるかもしれません。開催場所や日時を掲載する際は会場の許可が必要になる場合がありますので事前にご確認を欠かさないようにしましょう。
掲載の際には、プライバシーに注意し受講者様のお顔などにも十分配慮しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
3回に渡り外部出張ワークショップのポイントをまとめさせていただきましたが、
少しでもお役に立ちましたら幸いでございます。
最後ではございますが、「この先生にもっと教えてほしい」「またこの先生に会いたい」と参加いただいた生徒様に思っていただけることが何より重要で、それが何より難しいことなのかなと日々実感します。
でも、自信と笑顔を絶やさず前向きに回を重ねていけばおのずと人はついてきてくれると感じます。
ぜひ皆様から愛され、慕われる講師になってください。
私もそうなれるようにこれからも日々精進したいと思います。
東京町田 ライセンススクール
フラワー&輸入雑貨「フルールベネット」通地 美弥子
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