子育てをしながら花を楽しんでいらっしゃる方も多いと思います。
私も子供のお稽古事のお付き添いで、忙しかった時期をふと懐かしく思い出します。
なかでも幼稚園に入る前の幼児教室では、親子で楽しい取り組みを沢山経験させて頂きました。
お世話になっていた幼児教室は指を使い脳へ刺激を与えることが、子どもの発達を促す効果があるという方針だったので「巧緻性(こうちせい)」を伸ばすためのカリキュラムが沢山ありました。
紙、ビーズ玉、紐、毛糸など身近なものを使って手先を使う『楽しみながらできる作業』を教えて頂いたものです。
今回は、これからクリスマスの時期にピッタリで、特に娘が大好きだった毛糸を使ったものをご紹介したいと思います。
娘が3歳で初めて私と一緒に作ったリースが今回ご紹介の作り方です(^^♪
幼児教室では『グル~グル~キュッ!』と言いながら作業をしていたので、小さいお子さんがいらっしゃったら是非そんな声かけをしながら親子で楽しんでくださいね。
それでは、材料のご紹介からです。
毛糸 2~3種類お好みのもの 細い物より太目
変わり糸を加えるとニュアンスがでます。
幼児教室では専用の板(ロの字型のプラスチックの板)を使用していたのですが、代用品として仕切り板をつかいます。
仕切り板は中央を糸で縛るので偶数にしてカットします。
仕切り板に20センチ程度の糸を最初に入れておきます(巻いた毛糸を結ぶためのもの)。
巻きつける回数は糸の太さや糸の本数により変わりますが、画像の物は4回巻き付けています。
回数は糸の本数や太さで変えてください。
※板にきつく巻き付けると、糸を外しにくいのでご注意ください。
巻き終わったら、最初に入れっておいた糸で毛糸をしっかりと括ります。
指で毛糸を軽くほぐすようにするとふんわりします。
毛糸玉ができました。
きっちり綺麗に巻くより、糸を「撚る(よる)」感じで巻くと仕上がりにニュアンスがでます。
下の画像の様に、糸を綺麗に並行に巻くのではなく、
糸をねじる感じでまきつけるのがポイントです。
ラフな巻き方がいいので小さい子供さんの方が上手に巻けるかもしれませんね。
糸を変えると雰囲気の異なる毛糸玉ができます。
複数個作成できたらお好みのものに仕上げてゆきます。
まずは、オーソドックスにリースにしてみましょう。
ツルのリースベースに貼り付けでもいいのですが、今回は【手先の知育】という事で、糸でくくるという作業をさせたいので、形を自在に変えられる《自在ワイヤー》を使用します。
自在ワイヤーは100円ショップでも入手できます。
太さが様々ありますが、2ミリ~3ミリがいいでしょう。
15センチサイズの輪にしました。
ワイヤーをねじって合わせた箇所は、フローラテープをまきました。
滑り止めになりますので全体にフローラテープを巻いてもOK。
制作した毛糸玉をワイヤーに括りつけてゆきます。
サンプルは10個括りつけました。
括りつけた糸をカットします。
その部分にグルーを付けて、余っている毛糸玉(あらかじめ糸はカットしたもの)を貼り付けてゆきます。
貼り終わったら、バランスをみて円が欠けて見える場所には余っている毛糸玉をくくってプラスします。
手でふんわり整えて完成です。(毛糸玉24個使用しました)
今度は自在ワイヤーをハート型にしたものを用意しました。
左右の毛糸玉のボリュームを同じにしたいので、まずは中央部分をくくりつけました。
その後左右にバランスを見ながら括りつけてゆきます。
サンプルは左右9個ずつ使用して、合計20個使っています。
括った糸をカットします。
括った糸をカットした部分にグルーを付けて、余っている毛糸玉(糸はあらかじめカットしておく)を貼り付けてゆきます。
バランスをみて欠けている個所があれば毛糸玉をくくってプラスします。(使用毛糸玉個数 約45個)
ワイヤーにリボンをくくるだけのシンプルなアクセントにしてキャンドルと一緒に飾りました。
東京堂で入手できるトナカイのオーナメントをぶら下げてクリスマスリースにしてみました。
ハートのモコモコリースは、ベビーちゃんのご出産お祝いにできそうな愛らしさです。
トピアリーとセットで飾ると一層可愛さが引き立ちます。
トピアリーはスチロール球に25個の毛糸玉をグルーで貼り付けています。
如何でしたか?
毛糸は今の季節、セリアやダイソーでも沢山販売されています。
針金を使わず小さいお子様でも安全ですので おうち時間を楽しんでください。
ただ、沢山毛糸玉を作っていると、目に見えない 毛玉の繊維がお部屋に舞う事があります。
ハウスダストのアレルギーがある方はマスクや換気に気を付けて作業をしてくださいね。
手先の運動は脳の発達にもいいですし、糸を巻くという作業は幼児の集中力UPにもなります。
気軽にできる知育教育として取り入れながら、様々な作品作りに活用してください
以前ご紹介したコサージュも、この作り方の毛糸玉をつかっていますので、合わせてこちら「毛糸とアーティフィシャルフラワーで作る!お洒落なフラワーアクセサリー」もご覧くださいね。
兵庫県オフシャルスクール
アトリエフェリーチェ 堀内かず美
ブログ https://ameblo.jp/atelier-felice/