こんにちは。茨城県水戸市で「フラワーサロン花笑み」を主催している豊岡です。
今回は花笑みで人気のリーフデザイン第2弾!
細長い円錐状の持ち手がスタイリッシュな、チューテブーケを制作しましょう♪
いつものスパイラルブーケも、ドラセナリーフをプラスすれば、ワンランク上のブーケに大変身します!
「これ、どうなっているの!?」と、ちょっとしたサプライズギフトにも^ ^
今回はさらに、ミスカンサス(細い葉物)にきつめのくるくるカールをつける方法も合わせて公開いたします!
それではさっそく制作していきましょう♪
●花材
①バラ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6本
②カーネーション・・・・・・・・・・・・・4本
③テマリソウ(グリーントリュフ)・・・2本
④フジバカマ・・・・・・・・・・・・・・・・6本
⑤ドラセナ コーディライン・・・1〜2本
⑥ミスカンサス・・・・・・・・・・・・5〜6本
⑦アイビー・・・・・・・・・・・・・・・2〜3本
●道具
①リボン切りバサミ
②花切りバサミ
③ラフィア
④リボン(25mm 幅)
⑤セロテープ
⑥両面テープ(25mm幅)
⑦ホチキス
⑧ビニール袋
⑨キッチンペーパー
⑩タオル
※このほかに霧吹きと#26番ワイヤーをご用意ください。
①硬い茎をカットしてハサミで切り込みを入れる
バラなどの硬い茎を20cm位にカットし、下側3cm位までハサミで切り込みを入れておきます。
切り込みにミスカンサスを挟みます。
この後、挟んだ部分からミスカンサスの先端まで、茎に巻きつけていきますが、ミスカンサスの下側の硬い部分は巻かず、柔らかい部分から巻き始められるようにしてください。
ミスカンサスをキュッキュッと引っ張りながら、きつめに巻き付けていきましょう。
②巻き終わりはセロテープで止めてください
同じものを5〜6本作り、根元をカットして、バケツに汲んだ水の中に浸しておきます。
①ラフィアを水に浸しておく
ラフィアはブーケをまとめるときに使用しますが、水に浸すことで、繊維が柔らかくなり、強度も増して、切れにくくなります。
②霧吹きで湿らせたタオルを敷いて作業を行う
生花でブーケを組むときは、お花が痛みにくくするため、テーブルに、霧吹きで湿らせたタオルを敷いて作業しましょう。
③花材を切り揃える
花材をトップから30cmの長さで切り揃え、茎についている葉はすべて取り除いておきます。
図のように左側にくる花材は手前に、右側にくる花材は奥に重ねていきながら組むことによってらせん状のブーケに仕上がります。
茎が交差する部分のバインディングポイントは、すべて1点で交わるようにします。
より、簡単に組むために、今回はブーケを回しながら、左手前、左手前・・・・と、常に花材を手前に重ねながら組んでいきましょう。
①まず、ブーケをリズミカルに組んでいくための左手の準備運動をしてみましょう
上の写真のように a、b、c、a、b、c… と組んでいくと、ブーケをスムーズに組むことができます。
a・・・・花材が入れやすいように人差し指と親指をピストルの手のように開きます。
b・・・・左上に重ねた花材の茎を持った状態です。
c・・・・下の3本指を開き、茎を解放します。
スムーズに動きましたか?
ではさっそくこの要領で、実際にお花を組んでいきましょう!
②バラを3本組んでいく
a・・・・花材が入れやすいように人差し指と親指をピストルの手のように開きます。
b・・・・左上に重ねた花材の茎を持った状態です。
c・・・・下の3本指を開き、茎を解放します。
3本スパイラルに組みました。
③同じ要領でお花を次々に組んでいきますが、写真のように回転させながら入れていく
この時、バインディングポイントから上は時計回りに、バインディングポイントから下は反時計回りにねじりながら少し(90度くらい)回転させるとスパイラルの広がりを崩すことなく、花材が組みやすいです。
④カーネーションも入れていく
バラとカーネーションを入れた状態です。
⑤ミスカンサス以外のお花をすべて組む
テマリソウ2本をグルーピングして入れ、フジバカマを全体に少し飛び出すように入れます。
ミスカンサス以外のお花をすべて組みました。
⑥ラフィアでバインディングポイントをまとめていく
水に浸しておいたラフィアを、バインディングポイントから下に10cm垂れるように縦に持ちます。
上にきたラフィアを右手で持ち、ブーケの方を2、3回回転させるようにして回したら、下に垂らしておいたラフィアと一緒に固結びし、余分な長さはカットしてください。
もしこの時に、ブーケ全体がゆるくて広がりやすくなっている場合は、結んだラフィアの位置を少し上にずらすと、キュッと締まってまとまります。
逆にブーケがギュっと締まり過ぎている場合は、結んだラフィアの位置を少し下にずらすと、ふんわりと広がります。
⑦ミスカンサスを全体に入れる
茎に巻きつけてカールをつけておいたミスカンサス5〜6本を、バランスを見て、ラフィアで結んだバインディングポイントに差し込むように全体に入れます。
すべてのお花を組んだ状態です。
⑧茎を握りこぶし1つ分の長さで短めにカットする
すべての茎を握り拳1つ分の長さで、短めにカットし、下側もラフィアでまとめます。
さらに、キッチンペーパーで切り口を包み込むように巻き、水に浸してから軽く絞り、ビニール袋に入れて、写真のように、上側と下側をセロテープでしっかり固定します。
①ドラセナリーフの枝分かれの段差は上部をカットする
ドラセナリーフの枝分かれに段差がある場合には、写真のように上部をカットしておきます。
②ブーケの持ち手部分全体に両面テープを貼る
ブーケの持ち手部分全体に両面テープを貼り、ドラセナリーフでブーケを包み込むように貼り合わせます。
重なりが多い部分は写真のように両面テープを追加してください。
③リーフの下側に両面テープを貼る
①でカットしたリーフの下側1/2に両面テープを貼り、ブーケの持ち手部分が見えている部分に追加してカバーします。
全体にリーフを貼りました。
リーフの先がもたつく場合は、くるんと丸めてホチキスで止めてもオシャレです。
茎はバランスの良い部分で、少し長めにカットしましょう。
④ループリボンを#26番ワイヤーでまとめる
片側のテールを長く残したループリボンを作り、#26番ワイヤーでまとめます。
ワイヤーは短くカットして横に倒しておきましょう。
テール部分に両面テープを貼り、写真のように持ち手の上部に巻きつけます。
巻き始め部分はループリボンの下側になるように巻きつけてください。
⑤持ち手をアイビーのツルで装飾する
アイビーの葉をすべて取り除きます。
上部から螺旋状に巻き下げていき、下まで巻いたら、今度は上に交差するように巻き上げていき、上部で結んで固定します。
ドラセナリーフの枝ぶりをそのまま利用することで、手軽に花束風のナチュラルブーケに仕上がります!
季節のお花をブーケにして、デザインを楽しまれてください。
フラワーサロン花笑み
豊岡 永美