今日は、タイのフラワーディスプレイの様子をお届けしたいと思います。 ハワイや南の島に行くといつも感じるのですが、フラワーディスプレイがややおおざっぱなような気がするのは私だけでしょうか。 これはバンコクで泊まったフォーシーズンのお花 花瓶にアジサイが、おおざっぱ気味に入っています。 パリのジョルジュサンク(フォーシーズン)で見るディスプレイ。よく見ると、中に小瓶が入っていて、簡単に斜めに花が入るようになっています。なるほどです。 *ちなみにパリではフォーシーズンといっても通じず、ジョルジュサンクと言わないとホテルまでつかないことが多くあります。 こちらは、島の方で泊まったバンヤンツリーホテルのディスプレイです こちらのお花も全て南国のお花。 水があまり下がらない花や葉でディスプレイされています。 ―ここでアレンジのワンポイント― 私は昔よく生徒さんに(プリザーブドフラワーレッスン)お花をアレンジする時は、できるだけ花や葉がどこからきたのかを想像してアレンジするとしっくりくるものが作れるとアドバイスしていました。 生花をアレンジする時は、旬で出回っているものを手にしますが、プリザーブドでは1年中同じものが出ています。 例えば、冬のお花に、南国で育った立派な葉っぱを合わせるとなんとなく落ち着かないイメージです。このルールはもちろん絶対ではありませんが、アレンジに使う花や葉の育つ場所から考えて、隣同士が一番似合う花や葉を入れてあげるのが私の中の決め事になっています。(例:南国の葉は南国の花に合わせるとしっくりきます) プリザーブドでは叶いませんが、バラの横にはバラの葉を添えると一番美しく見えるのと同じです 次は、同じくバンヤンツリーの蓮の花 キレイな池のちょうど真ん中に凛と咲いていて、美しいなあ、、と思って見ていると おばちゃんがやってきてました。 回りの石をがつがつと音を立てながら、一生懸命、オアシスを固定していました。 小石でオアシスを固定して、その上から葉や蓮の花をアレンジしていたのです。 暑い国のフラワーディスプレイはおおざっぱな印象ですが、それもまた現地の人達のおおらかさを表していて微笑ましいです。 タイでは交通ルールもあまりなく(本当はあるのでしょうが)みんなが寄り添ってたくましく生きていました。 このバイクの前に座っている子供、背中のシートが気持ち良さそうなことになっています。 日本の徹底したルール、清潔で正確な私たちの国を思うと、タイはとんでもなく自由。亡くなった父がリタイヤ後は永住したいと言っていた意味が少し理解できました。