早いものでもう12月。
この時期、クリスマスレッスンをされているお教室も多いのではないでしょうか。
12月になると レッド、グリーン、ゴールド、ホワイトなどのクリスマスカラーが街中に溢れていますよね。
クリスマスの象徴色には深い意味が込められていることをご存知でしょうか。
きょうはそのクリスマスカラーの意味合いについて、お教えしたいと思います。
クリスマスカラーその1赤
レッドはキリストの血の色といわれ、犠牲的な愛を表します。
キリスト誕生のときに次々と実をつけたといわれる林檎の実のエピソードからも、クリスマスのモチーフとしてよく使われています。クリスマスのオーナメントに林檎が多いのもそういう理由からなのでしょう。オーナメントの赤いボールは、この林檎の象徴と言われています。
クリスマスカラーその2緑
グリーンといえばはまず「もみの木」。
もみの木は、多くの木が枯れるクリスマスの時期にもグリーンの葉をつけているところから「希望の木」とされ、古代から北欧の人々が特別の思いを寄せてきました。
また、小さな葉が十字の形に生えるところから、キリストの十字架と結びつけ、クリスマスとは特別関わりの深いグリーンとされています。
こうした一年中枯れないエバーグリーンは強い生命力、永遠の命、春の訪れを表しています。
この時期登場するヒイラギも、リース、ラッピング、クリスマスケーキの飾りなどによく使われるクリスマスを象徴するレッド&グリーンです。
ヒイラギのグリーンの葉っぱは、キリストの「茨の冠や受難」を表し、レッドの実は「キリストの血」を表すといわれています。ヒイラギの花言葉は「不滅の輝き」・・・まさにイエス・キリストのようだと思いませんか?
クリスマスカラーその3金
ゴールドもクリスマスには重要な色です。
クリスマスツリーのトップに飾る金色のひときわ大きな星は「ベツレヘムの星」といって、キリストが生まれた時に、東の空にひときわ大きく輝いた星を表現しているそうです。
ゴールドには、ベツレヘムの星の輝き、高貴といった意味が込められています。
クリスマスカラーその4白
ホワイトはシーズン的にも雪をイメージさせる色としてよくクリスマスに使われています。
ホワイトは、聖なる意味、潔白、潔癖さを表しています。ホワイト・クリスマスという言葉からも、純白な美しさが伝わってきますよね。
クリスマスは英語で「Christmas」ですが、これは「キリスト(Christ)のミサ(mass)」という意味です。
クリスマスは約2000年前にイエス・キリストが誕生したことをお祝いする日です。
イエス・キリストの誕生日に関する記録は残されていないため正確な日付はわかりませんが、当時のローマ皇帝アウレリアヌスは12月25日を太陽神の誕生日と定めたそうです。
イエス・キリストは「正義の太陽、光」と呼ばれていたことから、当時の教会はこの祭日を利用してイエス・キリストの誕生を祝う日と制定したという説があります。
こうしたクリスマスの歴史やカラーの意味合いを レッスンの際にちょっと話題にしてみてくださいね
クリスマスの象徴色について教えてくださったのは
「~心ときめく大人女子のお稽古サロン~アトリエ・フェリーチェ」堀内先生です☆