今月皆様にお送りするモノ作りに関する記事は 「アンティーク風ボビン」の作り方です。
「ボビン」とは、糸やヒモ、リボン、毛糸などを巻き取るための道具。 日本語では「糸巻き」と呼ばれています。 ミシンの下糸やリボンを巻いている糸巻きは、 皆様にもおなじみではないでしょうか。
このボビンを、インテリア小物として、または実際にお使いいただく実用品として、 シャビーな雰囲気に作っていきたいと思います。
用意するもの
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ハサミ、 カッター、 ボンド(グルーガン可)、 定規、 クリップ、 筆、 絵の具、 お好みでシールなどのデコ資材
厚紙
紙管 紙管はお手持ちのものでかまいませんが、あまり厚みのあるものは作業に向きません。
オススメはキッチンペーパーの芯や、トイレットペーパーの芯など、やや厚みの少ない紙管です。 この2つの芯の厚さを参考にして、お選びください。
作り方
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1)同じ大きさに4枚、厚紙を円形にカットします。 円カッター(ロータリーカッター。丸く切り抜けるカッター)を使用すると、お好きな大きさに円を簡単にカットすることができますが、お皿やテープの芯などを使い、円を書いてカットしていただいても大丈夫です。
2)カットした厚紙の中心にトイレットペーパーの芯を置き、 鉛筆でなぞり、カッターで切り抜きます。 これを2枚用意します。
3)芯よりも少し小さめの円を同じように写し取り、円をカッターで切り抜きます。 こちらも2枚用意してください。 4)芯の上下に両面テープを貼ります。 5)ハサミで1センチ幅程度の切り込みを両面テープを張った部分に、ぐるっと1周入れます。 6)芯に、先ほどカットした穴の大きい方の円の厚紙を上下に通し、切り込みを入れた部分を倒して貼り付けていきます。 7)芯の内側を先に塗っておきます。 あとで全体に着色しますが、まず先に内側だけ絵の具をぬります。 8)小さな円の方の厚紙2枚を、それぞれ上下にボンドで貼り付けます。 この際、クリップなどでしっかりとめておきます。
9)ボンドが乾いたら、外側に色を塗っていきます。 きれいに塗る必要はなく、色ムラを作ったり、カスレを筆で入れたりすると、アンティークな雰囲気になります。 point! 飾り用に使用するのなら、ふつうの絵の具で大丈夫ですが、実際に糸やリボンを巻く場合は「アクリル絵の具」を使用してください。ふつうの絵の具だと、色移りの原因になります。
10) お好みでシールなどを貼って、完成です! こちらは芯の長さをリボンの太さに合わせて作ったボビンです。 1mや2mで購入したハンパなリボンは、箱などに雑多に入れていらっしゃる方が多いかと思いますが、アンティーク風ボビンに巻いて、ほかの巻のリボンと一緒にリボン棚にしまえば、見やすくなる上にとてもオシャレです^^ インテリア小物にもなり、お教室の実用品にもなる手作りのアンティーク風ボビン。 簡単に作れますので、ぜひお試しください。