私は、所属している「フラワーエデュケーションジャパン」の「販売コース」の中の1単位「販売講義」を担当させていただいています。
講義では、みなさんからのご質問にお応えしていますが、中でも多い質問が、
「クリアケースの梱包方法はレッスンで学ぶのでわかるのですが、配送の時の梱包はどのようにしたら配送事故にならないですか?」というもの。
私はこの5年間、フルリールデザイナーとして、何度も都内の有名百貨店に出店させていただきました。
その中で、配送の梱包をする機会があり、一流百貨店の梱包方法を学ばせていただきました。
その時の梱包方法を私なりにアレンジし、皆さんにお教えしたいと思います。
まず、薄紙、緩衝材(プチプチ)、エアフォームシート(軟質シートの緩衝材)などを用意します。
今回私は、緩衝材とエアフォームシートを使用して、梱包してみます。
① まず、アレンジのクリアケースの側面にエアフォームシートを一周させます。
その時、クリアケースの上は、エアフォームシートは巻きません。
全面シートで覆ってしまうと、受け取った方がシートをはずすときに、お花を逆さまにしてしまう恐れがあります。
② クリアケースより、少し大きい配送ボックスを用意します。
底には、振動を和らげるため、エアフォームシートを3,4枚敷いています。
(プチプチでもOK)
③ エアフォームシートを巻いたクリアケースを、配送ボックスに入れ、隙間を埋めていきます。
プチプチやエアフォームシートは、くしゃくしゃにして入れない様にします。
見た目も綺麗に、プチプチやエアフォームシートは、綺麗に折り曲げ、4辺に入れていきます。
この時、配送ボックスを持ち上げ、横に揺すり、動かないかを確認します。
動くようでしたら、プチプチやエアフォームシートを足していきます。
④ 上の隙間も埋めていきます。
この時も、プチプチやエアフォームシートは、何回も綺麗に折り、しっかり隙間を埋めます。
蓋を閉め、上下に軽く揺すってください。
少しでもアレンジが動くなら、プチプチやエアフォームシートを足していきます。
揺すっても動かなくなったら、蓋を閉め完成です。
完璧に梱包をした後は、
「取扱い注意」
「こわれもの」
「天地無用」
「お花の宅急便」
などのシールを、配送業者に貼っていただきます。
無事にお花を届ける。ここまでが、私たちデザイナーのお仕事だと思います。この梱包方法、お勧めです。
「メイスタイル」やまだ
http://ameblo.jp/meistyle-rururu/