昨年、街中で花冠をつけ歩いている10代の若い女性たちが 「花冠女子」と呼ばれていました。
さらに街を飛び出し、野外フェスや海にも花冠女子は多数出現。 メディアでもこの現象をたびたび取り上げていましたよね。今年も暖かくなったらまた花冠女子が出てくるのでしょうか??
・なぜ花冠が流行ったのか?
・流行中の安っぽく見える花冠をどうにかしたい!!
という昨年からの私のもやもやした気持ち(笑) 野外フェスや海でつけるのなら全然かまわないのですが、本来花冠はウェディングで花嫁様がつけるというイメージ。花嫁様がつけるとそれはそれはとても美しくて、花冠=安っぽい、というイメージがもしできているとしたらとっても悲しい。。
ですから本日は「ウェディングでつける」ための花冠のレシピ、素敵なかぶり方のコツを花嫁さまのためにお届けしたいと思います。
テンションが上がる花冠
花冠女子が街中で花冠をつける1番の理由は、「テンションが上がるから」(2015年4/14 Zip Hatenaviより)という回答をしていました。
確かに「髪に花を飾る」というのは特別な行為ですよね。 イベントで、花冠をみんなでつければ気持ちも大いに盛り上がりそうです。
(出典:http://dosports.yahoo.co.jp/)
今流行りの花冠のイメージは安っぽい?
ブームに火がついて今や楽天などでも大量に安く売られるようになった花冠。 ネット上でギャルが花冠をつけている様子を見ると、本来ウェディングで花嫁様がつける可愛らしく清楚なイメージと真逆に見えてしまうのは私だけでしょうか・・・ 今大量に出ている花冠のイメージは大きく2つ。
・安っぽく見える(上品に見えない)
・花は確かに頭に載っているけれど、どこかけばけばしい
最近では、このイメージが花冠に浸透してきてしまっているようです。
安っぽく見えないようにする為には、手作りがお勧めです
後述しますが、花冠女子がかぶっている花冠が、安っぽくけばけばしく見える理由はいくつかあります。フェスならともかく、一生に一度のブライダルでつけるのが「安っぽくて、けばけばしい花冠」これはNGですよね。
ではどうすれば安っぽく見えないようにできるのでしょうか。
解決策は、すばり「手作りするか、プロのデザイナーにオーダーする」です。 これなら、自分の容姿やドレス、ブーケに似合う形の花冠を手に入れることができますし、なんといっても、ボリュームの調整や花色が自由自在に選べます。
ドレスの色は、例えばピンクと言っても千差万別ですよね。 既製品だと、ドレスと色味が違ったとしても妥協をしないといけませんが、手作り、オーダー品なら納得するまで細部にこだわることが可能です! 花冠は花嫁様の頭につけると本当に可愛らしいもの。 上品な花冠は、花嫁様を間違いなく一番綺麗に見せてくれるヘッドパーツです。
その為にもぜひ自分だけの特別なものをお作りすることをお勧め致します。もし、どうしても既製品を使はければいけない場合は、上手くリメイクをしてみましょう。
まずは花冠の由来から
古代ギリシャでは、特別な日に花や植物を編みこんで冠にし、頭にのせるという習慣がありました。 (今でも、オリンピックの勝者にはオリーブの冠が贈られます)
冠は丸い輪が続いて切れ目がないことから「永遠・継続」という意味が込められた縁起物だった為、結婚式でもウェディングブーケの代わりに花冠を使用していたようです。
花冠やリースが欧米で喜ばれているのは、その縁起が時を超えて現代に受け継がれてきたからなのです。
ちなみに当時は、白いギンコウバイやオレンジの花で作った花冠が主流でした。
白は純潔を表す色で、・オレンジはたくさんの実をつけることから、子宝に恵まれるようにという意味合いが込められ、花冠が作られていたそうです。
安っぽく見えないための5つのポイント
(1)大きすぎる花は避けましょう
やたらに大きな花をいっぱいつけた冠は悪目立ちします。 彫りが深く、金髪で小顔の白人女性がつけている大きな花の花冠は、うっとりするほど美しく、つい憧れてしまいますね。
ですが一般的に、背の小さな女性や、日本人のように平坦な顔によく合うのは可憐な小花の冠です。細めのラインの花冠は大人っぽく、やや太目のラインは可愛らしい印象に。自分の顔立ちやドレスに合わせてどちらの路線にするか決めると良いでしょう。
(2)原色の花合わせは一歩間違えるとけばけばしい印象
あえてスタイリッシュにセンス良く配置した原色の花合わせは恰好良く見えますが、それほど計算せず、適当に配置をしてしまった原色使用は下品に見えるのでお勧めしません。
もし、なんだかちぐはぐだなあと感じたら、花嫁様の場合はブーケの色と合わせるのが良いでしょう 。 手持ちのブーケと色や花を合わせると、ぐっと全体のバランスが良くなります! お試しください。
(3)ピカピカしたプラスティック感が強い造花のみで作られたものは安く見えます
安い造花は上品に見せることが出来ませんので、品質の高い造花(アーティフィシャルフラワー)や、本物の生花に近いプリザーブドフラワーで作るのがお勧めです。
(4)サイズが合っていない
自分の頭のサイズに合っていない花冠は顔が大きく見える原因です。 花冠の種類によっては、浅めにかぶる/深くかぶる、等かぶり方も変わってきます。サイズが合っていないと大変なことになりますのでお気を付けくださいね。
(5)一番似合うかぶり方を鏡の前で見つけましょう
花冠は、浅くかぶるか、深くかぶるかで印象がかなりかわってきます。自分にはどの位置が似合うのか、鏡の前でじっくり研究してみましょう。 ヘアスタイルにも左右されるので、お式の際には髪型と合わせてかぶる位置をコーディネイトします。 いずれもしっくりこない・・・という時は、斜めにかぶってみるのもお勧めです。
ちなみに、安室奈美恵ちゃんが以前Get Myself Back のPVでca4laの花冠をかぶっていた時は、え、こんなに斜め?と思えるほどの見事な斜めかぶりでした。
材料も重要・プリザーブドフラワーなら手軽で生花のよう見えます
安っぽく見えない花冠を作るには、生花を使うのが一番です。 しかし、初心者さんに生花の花冠はちょっとハードルが高いので、生花に近い「プリザーブドフラワー(生花を特殊加工した本物の花)」をメインに、アーティフィシャルフラワーを混ぜた花冠がオススメです。
大人がかぶって上品な花冠のコツ
オトナがかぶっても上品に見える花冠作りのコツは、以下の4つです。
1)素材が上質であること
2)色味を抑えめにすること
3)グリーンを多めに使うこと
4)細い花冠を作ること
特に、細めの花冠は誰がかぶっても上品に見えるので、間違いがありません。 (逆に、太い花冠は小顔の人限定です)
次の記事では「上品で簡単なプリザーブドの花冠の作り方」をご紹介いたします。
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