シリーズ5弾は、葛西花き市場。 これまではこちらをご覧ください。
<<<花講師は生花店ではなく花市場で仕入れるのがオススメ その秘伝を詳しく解説します~大田花き市場編~Vol.1
<<<花講師は生花店ではなく花市場で仕入れるのがオススメ その秘伝を詳しく解説します~大田花き市場編~Vol.2
<<<花講師は生花店ではなく花市場で仕入れるのがオススメ その秘伝を詳しく解説します~板橋花卉市場編~Vol.3
<<<花講師は生花店ではなく花市場で仕入れるのがオススメ その秘伝を詳しく解説します~世田谷花き市場編~Vol.4
【葛西花卉市場をご紹介します】
東京都の東側に位置する葛西花卉市場は市場の東側1.5㎞ほどに県境があり、花卉売買参加者の約半分は千葉県などの都外から集まります。
地元のシクラメン・ポインセチアの鉢物など新鮮な鉢物なども入荷する地産地消の市場です。
今日は「葛西花卉市場」につてい詳しくご紹介します。
【葛西花卉市場で花を購入する方法】
花講師は生花店ではなく花市場で仕入れるのがオススメ その秘伝を詳しく解説します。 ~葛西花卉市場編~
-目次-
(1) 葛西市場について
(2) 葛西花卉市場の住所
(3) アクセス方法について
(4) 駐車場について
(5) 館内について
(6) 葛西花卉市場で仕入れる方法
(7) セリについて
(8) どのようにして仲卸から購入できるのか?
(9) 免許が必要な市場、必要でない市場(関東編)
(10) ちょこっとアドバイス
(1)葛西花卉市場について
葛西市場は、江戸川区・葛飾区・墨田区及び江東区等の区部東部地域を主な供給対象地域にして、青果物及び花きを取扱う市場です。東京都の11中央卸売市場の中では、大田市場・築地市場に次ぐ敷地面積(東京ドームの1.6倍)があります。
葛西市場全景 出展 http://www.shijou.metro.tokyo.jp/info/11/:
(2) 葛西花卉市場の住所
住所/東京都江戸川区臨海町三丁目4番1号
出展 http://www.shijou.metro.tokyo.jp/info/11/
(3) アクセス方法について
東京メトロ、JR下車 バスを利用します。
■東京メトロ東西線西葛西駅下車 都バス「葛西臨海公園駅前」行
葛西市場下車 徒歩1分
■東京メトロ東西線葛西駅下車 都バス「臨海車庫」行
葛西トラックターミナル下車 徒歩3分
■JR葛西臨海公園駅下車 都バス「西葛西駅」行
葛西トラックターミナル下車 徒歩3分
(4) 駐車場について
駐車場の利用する場合は車両申請が必要となります。
車両申請は車両申請用紙を各仲卸でもらい、車両申請用紙の9番まで記入します。
車検証のコピーと運転免許証のコピーが必要です。
車両申請は仲卸各店が代行しますので、当日、車検証と運転免許証のコピーを持って行って その場で記入することも出来ます。
初日の場合は入口の警備室で仮申請をします。
車での入口は、東門からの入場となります。
(5) 館内について
花卉市場は4階建ての建物で
3F 花仲卸 7店舗
2F 資材仲卸 3店舗 が入っています。
3Fの店舗案内です。
仲卸店 7店舗が横一列に並びます。
2Fの店舗案内です。
(6) 葛西花卉市場で仕入れる方法
葛西花卉市場で仕入れをするためには、仕入れるための免許が必要になります。
<買出人証の申請方法>
<買出人証の申請に必要な書類>
➄登録費用 6000円
※➀~➄が揃ったら各仲卸店で代行申請をしてもらいます。
資材仲卸の松村工芸さんは
神田にあるアンナサッカの会員証があれば購入出来ます。
(7) セリについて
<セリに参加するための売買参加権(通称:売参権)の所得方法>
セリに参加するためには東京都に売買参加者(買参権の取得)になるための申請が必要です。
承認申請は管理棟6Fの受付で行います。
<売買権の取得には大きく2つの条件があります。>
<申請に必要な書類>
※書類は全て3ヶ月以内のもの。申請後、審査には約1ヶ月ほどかかります。
セリの日、セリの開始時間は
切り花の日(切り日)月・水・金 7時~
鉢物 火・木・土 7時半~
葛西花卉市場も大学の講堂のような傾斜のあるオークションルームで、 適正価格から値段を下げていく、セリ下げ方式にて行われます。
見学に行った日は月曜日でしたので、 3Fのフロアに翌日の鉢物のセリ待ちの鉢物が並んでいました。
母の日前になるとカーネーションが 年末になるとシクラメンが3Fの広いフロアには入りきらないくらい 並びます。
どうしても仕入れたい商品は、 セリ待ちの商品を交渉して購入することも出来ます。
※お値段は高くなります。
(8)どのようにして仲卸から購入できるか
現在葛西花卉市場には 10軒の仲卸業者さんが入っています。
お店によって揃うお花の種類・資材に特徴があります。
お値段は10本単位の値段になります。
30本以上は割引をしてもらえます。
お店によっては開店時間も異なります。
フラワーローレルさんは3:00にはお店が開き、5:00にはお花が揃います。
バラ、カーネーションはかなりたくさんの種類を揃えていらっしゃるそうです。
(9)免許が必要な市場、必要でない市場(関東編)
こちらは、 <<<花講師は生花店ではなく花市場で仕入れるのがオススメその秘伝を詳しく解説します~大田花き編~Vol.2
で詳しくご紹介しております。そちらをご覧下さいね。
(10)ちょこっとアドバイス
<価格の特徴>
大田市場同様に、販売されている価格は、各仲卸によって違います。各店を比べながら選ぶのも仕入れの楽しみではないでしょうか?
<営業時間>
店舗によって営業時間は様々です。
人気のあるお花は早い時間に売れてしまうので、早めに行かれる事をお勧めします。
<見学>
見学は東門の警備室で申し込み、管理棟6Fにてネームカードを受け取り、首からぶら下げます。
年末はかなりごった返すそうですので、見学はご遠慮下さいとの事でした。
私が見学に伺った時間はセリの後でしたので、少し落ち着き事務所の方も仲卸店の方も丁寧に説明して下さいます。
【おわりに】
いかがでしたでしょうか?
葛西は千葉近郊でスクールを運営している方にとって、新鮮な生花が都内まで行かなくても仕入れられるとても貴重な市場です。生花の仕入は大変だと思われがちですが、慣れてしまえば問題ありません。
また生花の仕入れに毎回市場に行くのはとても大変ですので、長く花教室を続けたい方は、お近くで鮮度の良い花を揃えられている生花店さんを見つけてください。
毎週市場で仕入れをされているプロの目利きが仕入れた花の中でも、レッスン向きのお花などご紹介してくださると思います。また生花店さんの中には、花講師には価格を優遇してくださるお店もあるそうです。
生花レッスンは大変だから…と思われる先生もいらっしゃるかと思いますが、人気教室の多くは生花レッスンも開催されています!
これから頑張ろうと思われている先生はぜひ生花レッスンを取り入れて、新たな生徒様にも興味を持っていただき、現在の生徒様には更にご満足いただける教室を目指しましょう!
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