一生に一度の結婚式、特に女性は自分に似合うドレスはもちろんのこと会場装花に至るまで準備には気合いが入ります。
式の思い出を残すための写真やビデオは必須ですが、最高の幸せを彩ってくれたブーケも形そのままにぜひ残したいと思うもの。
大切な思い出がつまったウェディングブーケが挙式後も新居に飾れたらとても素敵ですよね。
昔からブーケの保存といえば「押し花」。私自身も結婚式ではブーケを押し花にしてもらいました。
押し花ブーケは当時大人気で、押し花ブーケの仕事で家を建てた主婦も結構いたと聞いたことがあります。ブーケを写真以外の形で残すってすごいアイディアだなあと思ったものです。
まあ・・今となっては結婚式の写真だって見返すことなんて一切ありませんが(笑)今日は、そんな私と違って初々しい花嫁さまのために、生花からプリザーブドフラワーブーケまでの保存術をまとめました!
今は昔と違って実に様々な保存方法があります。 これから結婚式を予定されている人は必見ですよ。
自分にあった方法で、思い出のつまった大切なウェディングブーケを残してみてくださいね。
ブーケを自然色のまま押し花加工し、インテリアとして壁にかけて飾れるようにフレームに加工したものです。
(出典:http://pressedgarden.blogspot.jp/)
デメリット:生花ブーケが立体であるところを平面で表現するのでイメージが湧きにくい。
紫外線などによる変色の可能性もあります。
押し花加工の際に、結婚式で使ったインビテーションカードも一緒に額装。
カードを作った時の思い出も甦りますし、オシャレ感もあって新居のインテリアにぴったり。
(出典:http://pressedgarden.blogspot.jp/)
デメリット:こちらも変色の可能性があります。
また、インビテーションを入れるので、スペースに限りがあり、ブーケそのままの形は残せないことも。
最近はやりのUV加工樹脂を使い、ブーケに使ったお花の一部をアクセサリーに。
普段使いが出来て、愛着もわきそうです。これとっても可愛くないですか?何個か作って娘にあげてもいいですよね。(注:私には息子しかいませんが。)
デメリット:一部のお花しか使用できません。
ウエディングブーケの中に入っているお花の種類によっては挿し木が出来るものもあります。
例えばバラ、アジサイなどは初心者でもご自宅の庭やベランダでプランターに植えつけて楽しむことが出来ます。方法は鉢に小さな芽となる部分の茎を挿して根が出るまで待つだけです。
デメリット:バラなどの栽培が初めての方は発芽や発根が難しく、花が咲くまで年単位の時間が掛かります。
しばらく飾って楽しみたいと思うかも知れませんが、しおれるまえにお手製のドライフラワーに加工してから花瓶やカゴなどに飾って楽しんではいかがでしょう。
特にトスブーケをいただいた方にはオススメです。
~手順~
1)しおれていない状態の良い花を選別し、輪ゴムや紐を1本ずつ茎の下の方に付けます(束のままだと乾燥に時間が掛かります)。
2)風通しの良く日の当たらない場所で花部分を下にして吊るします。
3)1週間~2週間で乾燥しますが、梅雨の時期などはもう少し時間が掛かります。
4)真夏だと車の中に吊るしておけば、1日でドライになってしまうこともあります。短時間で一気にドライにしたものは色が美しいのでオススメですよ。
5)乾燥したら束ね直したりしてミニブーケにして完成です。
茎の状態が悪いものなどは、お気に入りのボトルにこのように入れて飾っても素敵ですよ。(ボトルフラワー)
デメリット:色は褪せていきますが、これもまた良い雰囲気になります。
生花をプリザーブドフラワー加工にすることによって、ブーケ全体をそのままの姿で保存して飾ることが出来ます。
デメリット:質が良い状態でないと受け付けてくれない場合も。傷みの激しいお花や花材によっては加工が出来ないものがあり、お花によっては変色が激しい物もあります。また、ブーケ代金に加えて加工代金がかかることになるので、とても高額になります。
プリザーブドフラワーとは専用の溶液を使うことで生花に近い状態で長時間保存できるお花です。
「保存する」という意味の英語の「preserve(プリザーブ)」という単語に由来します。
生花ブーケより割高な場合ありますが、使ったブーケをそのまま残してインテリアアレンジとして楽しめますし、生花のブーケ代金+プリザーブド加工代金に比べれば、かなりお得です。
当協会のブーケ教室では、様々なデザインのブーケを購入することも出来ますし、初めての方でもご自身でお作りいただく事もが出来ます。
料金:25,000円(税抜)~
納品までの期間:1週間~1ヶ月
(出典 フラワーエデュケーションジャパン ブーケ代理店 http://flowereducation.net/cms/school/ )
※お近くのショップのブーケ代理店のアイコンが目印です
プリザーブドフラワーは湿気に弱い為、ブーケ専用のケースに入れて保管することをお薦めします。
ブーケ専用のケースは数種類販売されていますのでブーケのデザインやインテリアに合ったものをお選びになれます。
(出典:はなどんやアソシエ http://www.hanadonya.com/)
ブーケの裏などの見えない場所に除湿剤を入れておくと、より高品質の状態を保つことができます。
プリザーブドブーケをそのまま保管するのではなく、リメイクしてフレームアレンジとして残すこともできます。
(出典:フラワーエデュケーションジャパンhttp://flowereducation.net/)
花色が美しいので、リメイクしても、新品のようにきれいです。
また、ひとつのブーケから複数のフレームや時計にリメイクできるので、新居と、両家へのプレゼントにすると喜ばれますね^^
先日「本物と見分けがつかない」このクオリティがすごい」記事はご覧になられましたか?
最近の造花(アーティフィシャルフラワー)のクオリティはとても高くなり、本物の生花と見分けがつかないものがあります。注意すべき5つのポイントも掲載してあります。
料金:23,000円(税抜)~
納品までの期間:1週間~1ヶ月
(出典:クリエイトアカデミー http://www.createacademy.jp/artificial-flower/school/ )
※ アーティフィシャルフラワー代理店ではブーケの販売をしているショップもあります。お近くのショップにお問い合わせください)
デメリット:クオリティーの高いものは金額も値が張りますが、安いものは品質が悪いので注意が必要です。
両親たちやお世話になった方、または将来、お子さんのコサージュにするのもしても素敵です。
最近多いのですが、ブーケをばらして別のアレンジはもちろん、リースにしたり、ミニブーケに組み替えて、新居の玄関やリビングに飾る方も増えてきました。こちらも方法もお勧めです。アーティフィシャルフラワーならではです。両親にお裾分けしてもいいですよね。
思い出を残す、といっても今は色々な保存法がありますよ。立体がいいのか、場所を選ばない平面が良いのか。
大切なブーケだからこそ迷ってしまいそうですが、挙式後のライフスタイルと希望に合わせてご自身にピッタリな方法で素敵なブーケを楽しんでくださいね!