皆さまこんにちは。FEJ/クリエイトアカデミー本部・マコです。
お花の資格を取得してデザーナーの活動を始めると、自分で花を束ねる機会が増えます。お仕事として依頼される場合や、趣味としてお友達に贈ってみたりと、季節の花を束ねたブーケ(花束)は昔も今もプレゼントの代名詞と言えるアイテムです。
というわけで、本日の生花ブログでは花束についてお話をしたいと思います。
まだオリジナルの花束を作ったことがないとうお方や、花束を作り慣れていないお方は是非ご参考になさってみてください。
花束を作る際、まずはじめに出来上がりの形をしっかりとイメージしましょう。一般的な花束デザインは、大きく分けて2つあります。
使用する花材の形状を活かしたデザインにする他、お贈りする方の雰囲気に合わせて作るということも大切なポイントです。
ラウンド型の花束は世界各国でよく作られている形状のブーケです。
特にヨーロッパなど花の本場では、花束(ブーケ)=ラウンド型と言われるぐらい、海外ではとてもポピュラーな形の花束です。
このタイプの花束は、ひとつひとつの花材をスパイラルに束ねて、最終的にラウンド型の丸い花束に仕上げていきます。
ラウンド型の花束の特徴は、四方向どこから見ても美しく見えるように花を配置するというところです。
つまり、ラウンド型の花束はたくさんの花材を使用する、とても贅沢なデザインの花束となります。
使用する花の色や形によって作品の雰囲気が変わってくるので、季節やシチュエーションに合った花材選びをしましょう。
このタイプの花束は、ブーケの前面に花を配置する花束です。
日本では昔からこの前面を見せる花束デザインが主流となってきました。
前面を見せる花束の特徴としては、花束の前面に使用する全ての花が見えるように配置するので、花材の本数を減らしてもボリュームを良く見せることができます。
季節の花を束ねて思い思いの花束が出来上がったら、仕上げのラッピングにもこだわりたいところです。
花束はパーティー会場やお祝いの場など、たくさんの人の前で手渡されることが多いので、見栄えの良いラッピングが求められます。
クラフトペーパーの他にワックスペーパーや薄紙、セロファン、リボンなどを使って花の雰囲気に合ったラッピングをすることで、作った花束が何倍にも豪華に見えるようになります。
仕上げにオリジナルのシールを貼ると更に雰囲気が良くなりますので、リボンやシールなどオリジナルアイテムを使用するのもお勧めです。
花束のデザインは大きく分けて2つのタイプがありますが、基本的には贈る方の雰囲気に合っていれば問題ありません。ご注文いただいた方と良く打ち合わせをして、お贈りする方の特徴を把握しておきましょう。
花束を贈るシチュエーションは様々ですが、何れにせよその場はドラマティックな場面が多いように思います。
お花をお贈りするシチュエーションで、ちょっと変わったアレンジメントのデザインは、こちらのブログでご紹介しています。
<著名人に贈ったちょっと変わったフラワーアレンジメントをご紹介します
こちらもよろしければご覧下さいませ!
私は花束を作る際、ドラマティックな場面がより一層盛り上がるような花束を作るよう心掛けています。皆様も是非そんな一場面を想像しながら花を束ねてみてはいかがでしょうか?
それではまたお会いしましょう。
FEJ/クリエイトアカデミー本部・マコ
生花コースについて 生花コースでは、ラウンド型の花束、前面を見せる花束、
どちらのデザインもわかりやすく学ぶことができます。
詳しくは上記のコース紹介をご覧くださいませ。