白いお花がかわいらしく、大きさの割にお値段もお手頃で、やわらかい手触りも魅力です。
でもこのソラフラワーって一体何?生花を乾燥させたもの?それとも何か他の素材なの?
こんな疑問をお持ちの方の為に、いろいろと調べてみました。よろしければご覧下さい!
先に申し上げますと、ソラフラワーは生花をドライフラワーにしたものではありません。
東南アジアの水辺に生息するマメ科の植物「ソラ(タイ名(Sanoe)」から作られていて、乾燥させたソラの木をナイフでかつらむきにして薄いシート状にしたものが原料です。
そんなソラフラワーですが、実はかなり昔から日本にもポプリなどに混ざって輸入されていました。こんな雰囲気のパッケージに見覚えはないでしょうか。
下のアレンジは大地農園さんのHPよりお借りしましたが、右上のピンクのお花がソラフラワー(ソーラーマム)です。
実は昔からあったソラフラワーですが、最近盛り上がりを見せている要因のひとつに、アロマフラワーとしての用途があります。こちらの画像は私達が横浜ディスプレイさんのソラフラワーで作ったアロマフラワー。
(出典:http://flowereducation.net/blog/)
ソラフラワーは吸水性に優れています。ふんわりとスポンジのような花びらは、アロマオイルを直接吸収させることができます。
自分で無印などで売っている籐スティックにソラフラワーを挿しこんでアロマスティックフラワーにしても良いですし、ルームフレグランスとしてもソラフラワーを使ったものが多く出回っています。
ソラ フラワー ブルーミングディフューザー スウィートダリア
ルームフレグランス (花瓶:水色, 香り:ユリ & ジャスミン)
ドライフラワー ルームフレグランス (トルキッシュ ローズ)
お花がついているだけで華やぎますし、インテリアとしてルームフレグランスをより楽しむことができそうで、人気が上がるのも納得です。
ソラフラワーはカットもしやすくて加工がすごく簡単です。こちらは以前、FEJ会員専用サイトで紹介した無料のソラフラワーレシピの画像の一部です。ソラで作る大輪ピオニーメリアのレシピで、とてもたくさんのアクセスをいただきました。
ソラを花びら型にカットしたら、立体的に形を整えて、お好みで着色。
あとはフレームにグルーガンを使ってメリアに仕立てました。
ソラはとても扱いやすく、ほんとにあっという間にこんなアレンジが完成してしまいました。
アレンジメントとして飾っても良いですし、お好みのフレグランスを振り掛けてフレグランスフラワーとして活用しても良さそうです。
ソラの木はもともとタイの農地では「ジャマな木」として嫌われていたそうなのですが、その生育の早さが注目されて、お花に加工されるようになり、今では村を支える産業になっている地域もあるそう。
アレンジの中にソラフラワーを忍ばせてアロマを振り掛けたり、デフューザーに添えたりと、いろいろな楽しみがありそうなソラフラワー。
冬にはドライ素材が人気なので、アロマとともに レッスンのメニューなどに加えてみれば生徒さんに喜んでいただけそうですね。