フラワーエデュケーションジャパンの松川です。
前後編でお送りしている「プリザーブドフラワーの基本のキシリーズ」。
前回は「サハラボンドトグルー、どちらで留める?」をとして、フォーム土台のあれこれについて、お話させていただきました。
後編では、知っていると便利なプリザーブドフラワーのリペアや補強の方法も合わせてご紹介いたします。基本を一緒にご確認いただけたらと思います!
前編に続きまして、後編ではプリザーブドフラワーのリペア方法についてご紹介致します。
プリザブドフラワーは生花を加工していて箱に入って届くので、花びらが最初から切れている、花びらが折れてしまっている、ということが多々あります。
例えば画像のお花のように、花びらが切れている場合、ハサミでカットして切れている箇所をリペアしておきましょう。
開花をすると花びらの切れは特に目立ってきます。
また、画像のように花びらが折れてしまっている場合は、指でプレスすることでかなり修復致します。
折れていた花びらがこちらのようにきれいなカーブになります。
プリザーブドフラワーが浸透し、プリザーブドのウエディングブーケをお持ちになる花嫁様が増えてきていますね。
一生に一度を華やかに飾るブーケだからこそ、お花が落ちてしまった、なんてことがあっては大変です。そこでプリザーブドフラワーの補強方法についてご紹介させていただきます。
プリザーブドフラワーをブーケに使用する際は、必ずインソーションします。
インソーションするのは、万が一花首が折れてしまってもお花が落ちないようにする為です。
22番フラワーワイヤーを半分にカットし、フックを作ります。
ローズの中心から22番ワイヤーを通していきます(インソーション)。
優しくフックが花芯でとまるところまでひっぱります(インソーションの後はいつも通りクロスメソッドを施します)。
また、ブーケで使用する際はフローラルテープで巻いて使うことが多いかと思います。
画像のように巻きはじめの位置にグルーをつけてから巻き下ろすと、花首がよりしっかり固定されます。
グルーが乾く前にテープで巻くのかポイントです。
販売のプロ、FEJデザイナーズが使っているテクニックや資材をこっそりご紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか。
知っているようで実は人と違う、アレンジ前の処理やテクニック。これが正解というものはありませんが、いろいろな方法を知っていることで、様々なシーンやアレンジメントに対応できるようになります。
見た目もステキで作りもしっかりしたハイクオリティなアレンジ作りにお役立ていただければと思います。
松川