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プリザーブド・アーティフィシャルフラワー簡単香りつけ「アロマフラワー」実験結果もご紹介

2017.03.08
投稿者:fujie
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最近のプリザーブド&アーティフィシャルフラワー達はとても高品質。一見して生花と間違えてしまうほどです。

唯一、生花と違うのは「香り」が無いこと。加工の段階で香りは揮発してしまうのです(一部のものを除く)

ですが!実はとても簡単に着香することができます。お花の先生ならほとんどの方がご存知かもしれませんが、プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーなど香りのない花に簡単に香り付けする方法と、やっていはいけない注意点をあわせてをご紹介します。

まずはフォーム土台にひとふり

まずはとても簡単な方法をご紹介します。お花を挿すフォーム土台に、香りを一振りしておく方法です。
 
アレンジ前のフォーム土台に、香りのスプレーをシュッと一吹き。
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表面の水分が飛んで、土台がサラッと乾燥してからアレンジを始めて下さい(モスなどの色落ちの原因になる可能性があります)。これだけでもほんのりと良い香りが、完成後のアレンジから漂います。

コットンをアレンジの足元にそっと忍ばせる

次は、コットンなどを使う方法です。

小さくカットしたコットンなどに、 香りをつけます。
1香りのついたコットンをアレンジメントの足元にそっと忍ばせます(ワイヤーでUピンを作って固定するとGoodです)。
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コットンを入れたら、周囲の花を元の位置に戻して置いて下さいね。
3このままでも良いですし、コットン見えが気になる時は、上からモスでカバーし、Uピンで固定して下さい。香りを時々継ぎ足したいという方は、このモスはいれない方が良いですね。
 
香りを忍ばせておくと、クリアボックスを空けた瞬間、良い香りがフワっと漂いますので、プレゼントに喜ばれそうです。
 
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アロマの小瓶も一緒に贈れば気の利いたプレゼントに

アロマ入りフラワー を作ってプレゼントする時に、使ったアロマと同じものを小瓶に入れてお渡しすれば、更に喜んでいただけます。

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『お花に合わせて蘭の香りにしたの』『すごく良い匂いね、癒される・・。ありがとう!』なんて会話で盛り上がること間違いナシです。

アロマフラワーの注意点

さてこのアロマフラワーを試していただく際に、いくつか注意点があります。

その1)アロマの種類を選ぶ

【100%ピュアなエッセンシャルオイル】
100%天然のエッセンシャルオイルはすぐに香りが飛んでしまいます。天然のオイルはほんのりと優しく香り、ナチュラルなので好きな方が多いと思いますが、着香して1週間後にお渡し・・といった場合は、香りがほとんどなくなっている可能性も。自分で継ぎ足して使う、すぐに差し上げる場合はエッセンシャルオイルでもOKです。
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【ルームフレグランス、フレグランスオイル】
アルコール、水などに人工香料、精油などを香りが長く継続するようブレンドされているのがルームフレグランスやフレグランスオイル(ポプリオイル)です。香りを長く楽しみたい方にはこうしたタイプがオススメです。
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その2)着香する場所に注意する

せっかくアロマで良い香りをつけても、アロマをかける場所を間違えると大変なことになります。上でご紹介したように、フォームに振りかけたり、コットンを足元に忍ばせるのがオススメです。

直接、プリザーブドやアーティフィシャルに振り掛けると、花にダメージが及ぶ場合も。

アレンジメントに直接、ルームスプレーをかけて実験

アロマがどのくらいアレンジにダメージを及ぼすのか気になったので、ルームスプレーをかける実験をしてみました。使ったのはこちらのアレンジメント。

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スタジオに、もう何か月も前から置いてあったものです。この時点では色移りなどは一切していません。
 
このアレンジにルームスプレーをたっぷりとスプレーしてみました。違いがわかるように右奥のプリザーブドフラワーにはスプレーがかからないように、ペーパーを挟んでから実験です。
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プリザーブド、アーティフィシャルともに、たっぷりとスプレーを噴射。
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スプレーによって、プリザーブドフラワーが透けてきているのがわかるでしょうか。赤いスイトピーにもたっぷりとスプレーして、あえてプリザーブドに重ね、そのまましばらく放置してみました。
 
そして1時間後。スプレーはすっかり揮発して、プリザーブドの透けも元にもどりました。
 
ですが・・・。中央に見えるピンクのローズの左側に、スイトピーの色が落ちて色移りしていました。
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こちらもです。
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ペーパーで隔てた右奥のプリザーブドフラワーには色移りはありません。
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また、赤いスイトピー以外のアーティフィシャルからの色移りは、今回はありませんでした。
色移りの原因となった赤いスイトピーはは、アロマスプレーに含まれるアルコールなどによって染色料が色落ちしてしまったようです。
 
ルームスプレーがダメだったら、精油(エッセンシャルオイル)は天然のものだから大丈夫では?と考える方もいると思うのですが、一部の精油にはプラスチックなどを融解する成分が含まれていますので(柑橘系など)こちらも注意が必要です。
 
このように、花に直接アロマスプレーをかけるとトラブルの原因になりかねませんので、十分注意して下さいね。

まとめ

女性は香りが大好きです。ステキなアレンジメントから良い香りが漂えば、視覚と嗅覚の両方で癒されます。
 
これからプレゼントを贈る機会が増える時期なので、使うフレグランスとつける場所に十分注意して、アロマフラワーをお楽しみ下さいね。

 

 

 

 
 
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@fujie_okamura
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Living in Tokyo / floral designer

フラワーエデュケーションという花協会で花の楽しさを伝えています。古くて美しいもの、手作業の心躍る時間が大好きです。