もうすぐ6月。いよいよブライダルシーズンへと向かいますね。
シーズンに向けてお教室にも花嫁様がいらっしゃることもありますが、初心者様対象のレッスンの場合、ちょっとした一工夫が必要な場合があります。
例えばブーケのステム処理。
ステムのワイヤーの長さを切りそろえた後にフローラルテープを巻き、その上から両面テープを貼ってリボンワークをしていくのですが、フローラルテープと両面テープの相性が悪く、両面テープがフローラルテープに付かない為、 剥離紙を剥がすのに苦労される方がとても多いのです!
特に若い女性はネイルをされている方が多いので、さらに取れない!と苦労される方が多いように感じます。
そこで今日は、このイライラを解消する方法を2つ、ご紹介します。
まず最初にご紹介するのは、グルーガンを使う方法です。
1)ステムに両面テープを巻きはじめる時に、グルーガンでテープの端を貼り付けます。
2)グルーが乾くまで少し待ち、しっかり固定されたら、あとはいつも通りに両面テープをらせん状に巻いていきます。
3) 両面テープの巻き終わりも、グルーガンでステムに貼り付けます。
4) グルーが固まったら、あとは両面テープの剥離紙をはがすだけ。するっと簡単に剥がせますので、イライラせずに済みます♪
次にご紹介するのは、太い幅の両面テープを使う方法です。
1)ブーケのステムに、太い幅の両面テープを、ステムを縦に包み込むように張りつけます。
2)あわせた両面テープをステムに沿ってしっかりと貼ります。
3)剥離紙を剥がしてみましょう。両面テープの中表がしっかりとついているので、難なく剥がせます。
全て剥離紙を取ったところです。
4)余った両面テープはステムに巻きつけ、普段通りにリボンを巻き上げて下さい。
底までしっかり両面テープがついているので、底の巻き上げの時にも作業が楽チン♪です。
5)かなり太い幅のテープで、細いステムなら、片面だけ貼って、左右に折りたたむようにしても同様に出来ます。
二つの方法それぞれにメリットとデメリットがあります。
●グルーを使う方法のデメリットは、グルーを使用するという点。メリットは、しっかりとテープをつけることが出来るでの安心感がある点です。
●太幅テープを使う方法のデメリットは、太幅テープがややお高いこと。メリットはテープ以外の道具が不要で簡単なことです。
シーンや対象の方に合わせ臨機応変にご活用下さい。
初心者さんに手早く仕上げていただくには、ちょっとした工夫が所々に必要です。このテープもそんなひとつ。「楽しかったです」「想い出に残るブーケが出来ました」そんなお言葉を生徒様達からお聞きする為に、ぜひお試しくださいね。