町田市「フルールベネット」主宰の通地です。
今回は、前回ご紹介させていただきましたホオズキのもう一つの面白い楽しみ方、
【スケルトンホオズキ】の作り方をご紹介させていただきます!
透かしホオズキとも言われ、そちらの響きの方が馴染みのある方もいらっしゃるかと思います。脈だけを残し、周りの皮はきれいに取れて、中の実がころんと映ります。
夏にはピッタリの清涼感を感じれる、さながら提灯の明かりのようなほんわかした雰囲気がとても素敵なドライフラワーです。
【ポイント】
一般的に見られるスケルトンホオズキの作り方は生の鬼灯(ほおずき)を使い水に浸して作りますが、今回は乾燥した鬼灯をお湯を使って制作したいと思います♪
通常、生のものでも3週間~1ヶ月ほどかかりますが、
お湯を使うことで乾燥した鬼灯でも約半分の期間で作ることができます。
1.まずは深めの容器を用意したらホオズキを並べ、浸る程度にお湯をはります。
2.電気ポットなどで沸かしたお湯を静かに全体に馴染むように注ぎます。
3.お箸などでホオズキの先端部分を軽く開けて、更に中へゆっくりとお湯を入れます。
こうすることでホオズキが水圧で浮いてしまうのを防ぐことができますし、
外側からだけではなく内側からもしっかりと浸透させることができます。
4.全体にお湯を入れ終えたら蓋をしてしばらく熱が冷めるのを待ちます。
(ホオズキに当たらなければアルミホイルなどをかぶせてもOKです!)
浸して数日すると匂いが出始めるので濁った水は捨て、新しいお湯に取替えてください。
今回は2~3日に1回のペースでお湯を入れ替えました。
5.お湯を注いでから約4日~6日
表面の皮全体に水分が馴染んできてうっすらと色が変わってきたのが分かります。
6.1週間ほどすると皮が少しずつ浮かんだり、2日のペースでも水が濁ってきます。
更に数日すると水の中でふるふると揺すると皮が取れてきます。(写真右)
7.全体的に皮が剥けそうなら、水道のシャワーなどで優しく流してあげてもOKです!
多少強くこすり洗いをしても脈がちぎれてしまう心配はありません。
急いで作りたい場合は、ゴシゴシと剥がし落としてしまいましょう。
※あまり強くこすりすぎる下部が外れてしまう場合があります。
ここまでで約10日ほどかかりました。
もう少しで完成ですので慌てず気長に更に浸してあげます。
8.2週間ほど経過し、殆どの皮が剥がれました。後はしっかりと乾かして完成です!
出来立てのスケルトンホオズキです。
まだ水分が抜けていないので十分に風通しの良いところにおいてあげましょう。
皮がきれいに無くなり、葉脈だけが残ったホオズキはとても幻想的な雰囲気で楽しむことができます。
透き通った見た目は涼を感じさせ、インテリアにもぴったりです。
卓上に並べるだけでもとても目を惹く夏いちおしのアイテムになります!
いかがだったでしょうか?
お湯に浸けるだけでできるとっても簡単なスケルトンホオズキ。
通常のホオズキとスケルトンホオズキを並べてみたり、前回ご紹介した飾り方にアレンジを加えることでまた違った楽しみ方をすることができます。
ゆっくりと変化していくのでこの夏はのんびりと何かを制作したい方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
東京町田 ライセンススクール
フラワー&輸入雑貨「フルールベネット」通地 美弥子
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