こんにちは。埼玉県さいたま市でFEJライセンススクール『ガウデンテ』を主宰しています中道です。
本日は、最近注目を浴びている「固まるハーバリウム」の技術を使って、テラリウム風アレンジのレシピをご紹介したいと思います。
【固まるハーバリウムとは】
固まるハーバリウムとは、透明度と輝度の高い特殊な樹脂にお花を閉じ込める、ハーバリウムの新しいテクニックです。
完成品は非常に硬く丈夫なので、色々なシリコン製の型を使用することで様々なアイテムを作ることが可能です。
また、本来のハーバリウムに起こる液漏れの心配もなくなるので、ハンドメイド販売や輸送する際も安心です。
ただ、作品完成までに(完全に硬化するまでに)時間を要するため、気軽にレッスンを行うには工夫が必要になります。
【使う材料はこちらです】
・固まるハーバリウムの液(主剤・硬化剤)
・計り
・計量カップ(紙コップでもOK)
・混ぜ棒(割りばしでOK)
・中に入れる好きな花材やテラリウム材料
・シリコンモールド
・はさみ、ピンセットなど
・手袋やエプロンなど
今回は正方形の型を使用しました。
レジンアレルギーがある方は、手袋等をして作業する方が安心です。
【土台の部分(下1cm程度)を作ります】
完全に硬化するまでに1~2日かかりますので、工程を分けて少しずつ作成していくのがポイントです。
配合の割合は商品によって異なりますので、付属の説明書を参考にしてください。
今回使う液は5:2の割合のものになります。
まず主剤を50gカップに注ぎます。メモリを見ながら慎重に足していきましょう。
次に硬化剤を20g足して、計70gを作ります。
配合比にズレがでると硬化不良になることがあるので、分量を守って作成するのがポイントです。
泡立たないように静かに一定方向によく混ぜます。
初めはドロッとしていて少し濁っている感じに見えますが、混ぜている内にサラサラになってきて透明感が出てきます。
地面になる部分を作りたいので、砂を適量入れ、液を少量注いでゆっくり液となじませます。
次にモスや山ゴケなどに液を吸わせながら敷き詰めます。
森をイメージして、枝を何本か立たせます。
木の実を地面に散らしたりしながら、フィギュアを配置します。
残りの液をゆっくり注いで、硬化するのを待ちます。(24時間以上)
たまに様子を見て気泡が出ているようでしたら、つまようじ等で潰します。
しっかり固まったら、シリコンの型の上部にくる位までの液を再び作り注ぎます。
さらに硬化するのを待ち、しっかり固まったのを確認したら型から外します。
【失敗しました…】
写真でお分りいただける通り、2回目に注いだ液の気泡がうまく抜けずそのまま硬化してしまいました。
思い当たる原因は混合不足です。
混ぜているときに多少入ってしまう気泡は、きちんと混ぜられた液だと攪拌をやめた時に自然と泡が上に上がっていき消えて行きます。
しかし、私が2回目に作ったときは、攪拌をやめても泡が残ったままでした。
硬化の時に消えていくかなと思い、型に注いだあと様子をみていたのですが小さな泡はそのまま…。
「混ぜる」作業は簡単ですが、しっかり液体の様子をみながら混ぜることが大切だと分かりました。
【リベンジで完成!】
少し中身を変えましたが、今度は上手く行きました!
今回は動物シリーズにしましたが、分ける層を2回3回と細かく分けて作れば魚を浮かせたようにも作れるのでアクアリウム風のアレンジも作ることが出来ますよ。
いかがでしたでしょうか。
硬化して型から外す時は、待ちわびた分とってもワクワクします。工夫次第でどんな世界でも作れる固まるハーバリウム。
完成までの時間を楽しみながら作ってみてくださいね♪
GAUDENTE(中道奈緒)
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