みなさま、こんにちは。神奈川県横浜市でFEJオフィシャルスクール「フレーズ」を主宰している柘植です。
フラワーアレンジメントの制作をするときに、必ず必要なのが「花器へのアレンジフォームの設置」です。
でも「フォームを入れるのが苦手なんです」という方、意外に多いのではないでしょうか。
・花器にぴったりな大きさにカットしようと思って少しずつカットしているうちに粉だらけに・・
・カットしすぎてしまう
・レッスンで生徒さんにフォームのカットをしてもらうと切り刻んでしまい無駄がたくさん出てしまった
などといったお悩みをよく耳にします。
そこで本日はできるだけ無駄を出さないようにフォームをカットし花器に設置する方法をご紹介したいと思います。
まずは比較的簡単な四角い形の花器への設置をやってみましょう!
四角い花器の場合は、シンプルに花器の大きさに合わせてそのまままっすぐにカットされる方が多いと思います。
あらかじめ花器のサイズを計っておいて、カットすれば間違いはないですね。
また、このように1つのフォームだけで埋めなくてもいくつかのフォームを組み合わせて入れてもOKです。
フォームは表面にカット面が見えていたらダメなのではと思っている方がたまにいらっしゃいますが、そんなことはないですよ^^
特に商品用にアレンジする場合は基本的にフォームは見えませんので、上手に残り端も使ってくださいね。
次は少し入れにくい丸い花器です。
丸い形の場合は花器の真ん中あたりが膨らんでいたりするので、ピッタリのサイズにカットするのは難しいですよね。
フォームを切り刻んでしまうことが一番多いのが丸い形の花器ではないでしょうか。
私のおすすめは、丸くカットせずに最初に間口に入るぎりぎりの大きさでに四角くカットしたフォームを入れる方法です。
あとは入れたフォームの四隅にできた隙間には小さめのフォームを詰めれば完成です。
このような丸い花器の場合は、アレンジするときに間口より奥になっている四隅の部分にはあまりワイヤーを差すことはありません。
なので、多少段差ができていてもOK。
ただし丸い花器はフォームが動きやすいので、最初に入れた四角いフォームは底にグルーがボンドをつけてしっかり固定し、
四隅に入れるフォームは少しきつめに押し込むように入れてぐらつきを防ぐのがポイントです。
最後に横長の舟形や楕円形の花器にフォームを入れてみましょう。
これらの形の花器も、底に向かってカーブしていることが多いので、一度でぴったりの大きさにカットするのは難しいかもしれません。
基本は丸い花器と同じです。まずは一番面積の広い真ん中部分に四角くカットしたフォームを入れます。
次に左右の隙間を埋めればOKです。
今回は3種類の花器へのフォーム設置方法をご紹介しましたが、
フォームを切り刻まないようにするポイントとしては最初から花器の大きさぴったりにカットしようとしないことかなと思います。
またレッスンで生徒さまにカットしていただく場合でもできるだけ無駄がでないように
カットの仕方を最初にアドバイスしてあげるといいですね^^
またそのほかにも
・大きいままのフォームを渡さず、あらかじめ花器の大きさに近いものを用意しておく
・小さい端材も用意しておいて、隙間埋めに使ってくださいねとお声がけをする
・初心者さんのレッスンでは難しい形の花器を選ばない
など、ちょっとした工夫でフォームのロスを省くことができますよ。
参考にしてみてくださいね!
フレーズ(FEJ神奈川オフィシャルスクール)柘植 恭子
ブログ)https://ameblo.jp/koubou-hanakomachi/