こんにちは。埼玉県さいたま市でFEJライセンススクール『ガウデンテ』を主宰しています中道です。
本日は、私が実際に関わらせていただいたある“サプライズ”のお話をさせていただこうかと思います。
もうかれこれ10年以上前の話になるのですが、私が徳島で資格を取り埼玉に引っ越してきて間もなくの頃。
転園した幼稚園の担任の先生がご結婚されるということで、クラスのみんなでお祝いのサプライズをしようという話になりました。
ママたちのそれぞれの特技を上手く活用して何か出来ないかということで、ピアノが得意なお母さんが当時ウエディングソングで人気だった曲を生演奏。
王道で生花の花束をプレゼントしようと言う話もあったのですが、子供達一人一人も参加出来るもので、かつ残るものだとより喜んでもらえるのではないかと思って、思いきって提案してみました。
それは、練習用に家にストックしていたプリザーブドフラワーを提供して即興ブーケをあげたらどうかなというものでした。
ピアノ演奏が流れている間に、子供達一人一人が先生に「おめでとう」とプリザーブドフラワーの小さな花束を渡していき、私が隣で預かりながら即興でブーケにしていくというもの。
今思うと自分でも随分ハードルの高い提案をしたなと思いますが…。
小さな花束のパーツはこんな風に作りました。
大地農園のビビアンを2つ(色違いで)、アーティフィシャルフラワーの葉、リボン、ワイヤー(#24)、フローラルテープ、はさみ、ペンチなど。
ビビアンは1箱に24輪お花が入っているので、大人数で同じお花を使いたい時などは便利です。当時も園児が23人だったので、ほぼロスなく花材が使えたのを覚えています。
簡易ブーケとは言え、おめでたい席でお花が落ちる事は避けなくてはいけないので、プリザーブドフラワーの取り扱いが分からない幼稚園児がお花を壊してしまうことのないようにインソ―ションを施しました。
#22または#24の裸ワイヤー1/2を用意します。カットする際ですが、ワイヤーに対して直角に切るのではなく断面が斜めになるようにカットします。
ペンチでワイヤーの先端を丸めて、フック上にします。
お花の中心にワイヤーを貫通させます。フックの部分は花びらを巻き込まないように気を付けながら止まるところまで中に引き込みます。
次に#24を通し、茎の方向に曲げます。
下までフローラルテープを巻いていきます。同様にもう1本のバラにもワイヤリングを施します。
リーフはツイスティングをしてから、同じくフローラルテープを巻いていきます。
リボンは好みの長さにカットし、ギャザーを寄せてからツイスティング、その後テーピングをしていきます。
完成したこれらのパーツを1本にしていきます。
リーフとリボンはお花を保護する目的でもあるので、挟み込むようにしつつお花よりは少し低くなるようにします。
バラバラになった茎は切りそろえてから、全体をテーピングして1本の茎にします。
これは当時、実際に準備したお花です。
実際に家で組む練習をしたら、少しボリュームが寂しかったので、実のパーツと外周を覆うリボンのパーツを別で用意しました。
園児から先生に渡ったお花を束ねながら、実のパーツなどを間に足して、最後にリボンのパーツでぐるっと回りを囲みました。
まだ経験も浅い中で、スパイラルブーケの要領で組んでいくことにチャレンジ。
最後お渡しする前に少し修正はしたものの、少しずつ大きな花束になっていくのを子供達も興味深々で見届けてくれたことを覚えています。
当時はお花を教えているというより、お花を習ったとしか言えない位でしたが、この時に自分の学んだことやアイデアが人に喜んでもらえたという経験をすることが出来ました。
あれから少しだけ自分に自信を持って前に進めるようになった気がします。
初心を忘れず、これからも自分のスキルを人が喜んでくれることに活かしていきたいなと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
GAUDENTE(中道奈緒)
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