こんにちは。
長野県小布施町のFEJライセンススクール『花と木の実cocochiya』(はなときのみ ここちや)勝川です。
雨が降ると、お庭が潤って緑の輝きが増すので、気持ちが良いのですが、その雨の日も何日か続くと、プリザーブドフラワー大丈夫かな?と、心配になってくるのは私だけでしょうか(^ ^)?
プリザーブドフラワーは、湿度が苦手ですから、特に梅雨や台風時期は、プリザーブドフラワーの取り扱いに特に気を遣いますよね。
プリザーブドフラワー教室の先生方、販売をされている花作家さんも、在庫のプリザーブドフラワーの管理や、作品の管理にはとても気をつけていらっしゃることと思います。
私は今までに、在庫のプリザーブドフラワーのユーカリの葉が、液ダレしてしまい処分しなくてはならなくなってしまったことや、お店様に委託販売させていただいている際、作品からの液ダレが起きてしまったこと。お店様の店舗装花から液ダレしてしまったことがあります( ; ; )
どれも、プリザーブドフラワーにとって苦手な湿度が原因でした。
昨年の梅雨は、長雨でしたねよね。さらに、コロナ感染予防のための換気も重なり、プリザーブドフラワーには、とても過酷な時期だったように思います。
今年も、換気のために雨の日でも窓を開ける。という湿度の高い環境が続きそうですので、私のような失態が起きないように、プリザーブドフラワーのお取り扱いに気を配っていただけたらと思い、
『プリザーブドフラワーの保管方法・液ダレ・色移り防止対策!』を、ご紹介させていただきます(^ ^)
これからお花を始める方も、プリザーブドフラワーの最適な保管方法や、液ダレ・色移り防止の対策を知っていることで、トラブルを未然に防ぐことが出来たり、起きてしまっても慌てなくてすみますので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです(^ ^)
・湿気の少ない場所での保管、鑑賞しましょう。エアコン等での湿度管理(湿度65%以下、気温25℃以下)がされていると良いです。
・葉の根元の切口から液ダレしやすいため、事前にリボン、ペーパー等で覆いましょう。グルーガンをつけておくのも良いです。
・スワッグなどは、壁に直接触れないように、スワッグは、麻布や布で巻いたり、木枠の中にスワッグを飾ったりすると、色移り防止にもなり、デザイン面でも、素敵になります。
・作品の仕上げに、仕上げ用スプレーを施しましょう。
本来は、プリザーブドフラワーやドライフラワーの形くずれ防止に使用しますが、花材の表面に薄い皮膜を作ることで、若干、液ダレしにくくなります。(スプレー後花材の質感が変わるものもありますので、目立たない場所で試してから全体に塗布してくださいね。)
硬化液 ネオ・ルシール/仕上硬化剤 フローラル・モア
花びらが透明に透き通っていたら、湿気を吸ってしまっている状態です。掘っておくと元に戻らなくなってしまいます。
・密閉できるフィルムやビニール袋に、乾燥剤(シリカゲルなど)を一緒に入れて花の中の湿気を吸い取りましょう。
・ドライヤーをあてて湿気を飛ばしましょう。
・濃い色と淡い色は長く触れ合っていると色移りしてしまいます。湿度が高いと尚色移りしやすいですので、アレンジを作る際に、隣り合わせにならないようにするか、間にリーフなどを挟んだり、あじさいを低めに入れて、直接触れないようにしましょう。
・液が滲み出ている箇所は、キッチンペーパー等をそっとあてて液を吸い取りましょう。
・一旦飾るのを控え、密閉できるフィルムやビニール袋に、乾燥剤を一緒に入れて湿気を吸い取りましょう。
・手についた場合は、お湯と石鹸で簡単に落とせます。
・衣服等の布に付着した場合は、40℃のお湯で中性か弱酸性(ウールシルク用洗剤)の洗剤を使用して洗いましょう。汚れがひどい場合は、洗剤を汚れている部分に直接付け、汚れを浮かして優しく揉み洗い、もしくは汚れ部分をたたきながらタオル等に移行させましょう。一番確実なのは専門のクリーニング店様に出すと良いです。
・壁紙などについた場合は、拭き取ろうとすると余計広がってしまう恐れもあるため、高価なものは特に専門業者にお願いすると良いです。
・衣装ケースなどの密封できるケース・フィルムやビニール袋等に乾燥剤(シリカゲルなど)と防虫剤を入れて保存しましょう。
・大地農園様では、液漏れしにくいプリザーブドグリーン商品の開発を行っていて、カタログに「液漏れレベル」が表示されています。レベル1のものは比較的液漏れしにくいので、購入の際の目安になって、とてもわかりやすいですよ。
・雨の日に購入してきたり、注文していた花材が届いた際には、自宅で花材にこもった湿気を取り除きましょう。
とはいえ、どうしても梅雨や夏場は湿度が多く、液漏れが生じてしまうため、エアコン等での湿度管理(湿度65%以下、気温25℃以下)の中で保管や鑑賞したいものなのですが、長雨が続く中でも、コロナ禍で常に換気のために窓を開けている場合や、お店様で常にドアを開けている場合などは、空調を効かせていても、湿度が大変高い為、
一旦プリザーブドフラワーを飾るのを控え、フィルムやビニール袋に乾燥剤と一緒に入れて保管しましょう。長雨が晴れたらまた飾るのが安心です(^ ^)
プリザーブドフラワーは、湿度が大変苦手ですが、正しいお取り扱い、対応をすることで、その美しい姿をより長く楽しんでいただくことが出来ます。
特徴や、知識、もしもの時の対応策も、きちんと学んで身に付けておくと、いざというときに慌てなくていいし、トラブルを最小限にすることができます。
この知識や対応策を知っていることはもちろんですが、お客様にもお取り扱い方法を丁寧にお伝えして、より長くお花を楽しんでいただけたらと思います(^ ^)
お客様は、日々たくさんの素敵なお花を見ています。そして、お花だけではなく作り手・講師の学んできたことや、実績も見ています。
お客様に、プリザーブドフラワーの素敵な作品をご提供する中で、
質の高い、フラワー講師、花作家として、プリザーブドフラワーの花材の特徴から、正しい保管方法、歴史など、きちんと学んで身に付けておきたいですよね。
私は、お花をお客様に提供していくうちに、花の作り手としても講師としても、よりプリザーブドフラワーの知識を持っていたい。と思って、「F E Jプリザーブドフラワーアドバイザー検定」を受講し、プリザーブドフラワーの歴史から、取扱い、正しい保管方法、花の種類なども学ばせていただきました♪
大好きな花を、わかりやすく楽しく学べるコースがある。自分の学びたいこと、先に進みたい成長したいときに学べるコースがある、FEJってとってもすごい!と私は、常々思っています。
大好きな花も学ぶってとっても楽しい♪
お客様により喜んでいただくために。より良い作品を作るために、選んでいただけるために、自分に足りないものに気づけた時が、成長できる時。
F E Jには、プリザーブドフラワーの技術、知識、販売、さまざまなことを学ぶことができるコースがあります。
自分に足りないものがあると気づいた時、そして、それが学べるコースがF E Jにあった時は、お近くのF E Jのお教室での学びの時間を楽しんでくださいね。そして、足りないものを身につけ、どんどん成長していきたいですね。
私もまだまだお花は学び途中。成長途中ですが、講師としても、花作家としても、花材のことを熟知して、お客様に的確なアドバイスができ、そして、お客様がしっかりレッスンで学べたり、安心して作品を買うことができる、信頼おける作り手になりたいと思っています。
今回ご紹介させていただいた 『プリザーブドフラワーの保管方法・液ダレ・色移り防止対策!』が、皆様のお役に立てたら幸いです。
そして、プリザーブドフラワーが、皆様のお客様の元でより長く美しく楽しんでいただけたら、嬉しいです。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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プリザーブドフラワー教室,ドライフラワー教室
花と木の実cocochiya(はなときのみ ここちや)
勝川由美子
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