みなさま、こんにちは。
神奈川県横浜市でFEJオフィシャルスクール「フレーズ」を主宰している柘植です。
バーラップリースの材料としておなじみのジュートクロス。
麻を素材としていて、「バーラップリボン」という名前で販売されていることもあります。
花材問屋さんや、ホームセンターなどで購入することができるジュートクロスですが、サイズも10㎝幅~大きいものでは90㎝幅のものも!
バーラップリースなど花材として使う場合は、10㎝~20㎝幅ぐらいのものが使いやすいのではないでしょうか。
ただ、一年を通して人気のあるバーラップリースの材料なので、買いたいときに欲しいサイズが品切れになっていて困った経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時に幅広ジュートクロスを使って、リボンサイズにカットして使う方法をご紹介します。
今回用意したのは、30cm幅のジュートクロスです。約20メートル巻きなので、1巻あればいろんなアレンジに使えそうですね。
このジュートクロスを10㎝幅のリボンとして使えようにカットしていきます。
ただカットするだけでなく端処理の方法もご紹介したいと思います。
ジュートクロス30cm幅、布用ハサミ、定規、ケープ(無香料・スーパーハード)
※ケープは必ず無香料のものを使ってください
ジュートクロスのカットしたい幅を測り、布用ハサミでカットします。
例えば、10㎝幅のリボンを作りたい場合、30㎝幅のクロスだと3分割すればムダなく使うことができます。
15㎝幅なら2分割というように、カットしたい幅をできるだけムダがでないようにカットできるといいですね。
10㎝幅にカットできました。
このままでも使えますが、カットした部分から糸がほつれやすくなっていますので、端処理をしたいと思います。
カットしたクロスをくるくると丸めます。
できるだけカット面の部分が凸凹ができないように、平らな場所でトントンと叩いてならすとよいですね。
丸めたクロスのカット面のみに、ケープを吹き付けます。カット面は左右にありますので、それぞれにスプレーを吹き付けます。
カット面の布がしっとり濡れるくらい、やや多めに吹き付けたほうがいいと思います。
このように丸めてスプレーをするとカット面だけ効率的に固めることができます。
処理をしたクロスは、広げてスプレーが乾くまで放置しておけばOKです。私はレッスンの前日にスプレーして乾かしていました^^
乾いたクロスは、糸のほつれが100%防げるわけではありませんが、かなり使いやすくなります。
スプレーは今回安価で手軽に手に入るケープを使いましたが、スプレーのりなどでも代用できると思います。
(スプレーのりは念のため目立たない部分で試してから使ってください)
また一般的なバーラップリボンは写真のように糸で端処理がされているものが多いです。
白い糸の部分です。
このまま使ってもよいのですが、糸が意外と目立ちますよね。
そのような場合は糸を取り除いて使うのもOKです。
クロスを切らないように気をつけながら、何か所かあらかじめ白い糸をカットしてから、静かに引き抜けば取り除くことができます。
一気に外そうとして端から無理にひっぱると、ジュートクロスにしわがよってしまうので注意してください。
糸を取り除いた状態です。
糸を外すと、せっかくの端処理がなくなってしまいそうですが、写真のように端は丸いループになっているので、
カットしたときのように糸が外れてくることはありませんでした。
ほつれ止めの糸が目立つ場合は参考になさってくださいね。
ちなみに、この方法でクロスのスプレー処理をしてバーラップリースなどアレンジに使う場合、断面以外の場所にスプレーをするのはお勧めしません。
のりの作用でクロスがやや硬めの質感になるので、アレンジ前に処理を施すとごわついて扱いにくくなる可能性があります。
ジュートクロスは素材の特性上、繊維の細かいゴミ(粉のようなもの)が落ちやすいです。
どうしても気になる場合は、作品が完成してから吹き付けてはいかがでしょうか^^
またレッスンの際、洋服に粉が落ちるのが気になる方はエプロンを持参していただくと安心ですね。
フレーズ (FEJ神奈川オフィシャルスクール)
柘植 恭子
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