皆様 こんにちは。
奈良県宇陀市 フラワーサロン「HANARA-ハナラー」の中野です。
秋は毎年とても短く感じますが、短いからこそ、季節の花がより美しく映えます。
コスモス、ヒガンバナ、ビリーボタンなど、色も形も個性的な植物の魅力に眺めてはほれぼれしてしまいます。
今回のフラワーレシピは、そんな植物の個性を生かした植物標本のアレンジをご紹介させていただきます。
朝ドラ「らんまん」で話題の牧野富太郎博士が愛した植物標本。
本来は、押し花を台紙に貼り付け、採集地、採集年月日、採集者などを記載した植物学の研究資料ですが、
ドライフラワーブームに伴い、ナチュラルでシンプルなデザインがインテリア雑貨として人気になっています。
「ボタニカルフレーム」としてネットや雑貨店で販売もされています。
余った花材で作れる上に、作り方はとても簡単ですのでワークショップにもおすすめです。
それではご覧くださいませ。
資材
上から
・木製トレイ(25.5㎝×10㎝) 1個
・極細サインペン 1本 ※植物名を記入するのに使用します。
・白いマスキングデープ 1つ ※文字を記入できる素材のもの
・三角吊金具 1セット
・のり付きパネル
・A4ヴィンテージペーパー
※ほとんどセリアで購入
花材
余っているドライフラワー・プリザーブドフラワーを数種類ご用意下さい。
今回のフレームでは6種類(ニゲラオリエンタリス・ソフトストーベ・ビリーボタン・ブラックベリー・ドライローズ・センニチコウ)を使用しました。
①まず、フレームの下準備をします。フレーム裏面に三角吊金具を取り付けます。壁掛けにする場合は必ず取り付けてください。
point:フレームの内側にネジが飛び出ない位置に取り付けます。場所が決まったらキリで穴を空けてからネジを固定した方がGood!木が割れる事を防ぎます。
②フレームの内側のサイズを計り、のり付きパネルとヴィンテージペーパーを同じサイズにカットします。
③カットしたら、パネルにヴィンテージペーパーを貼り付けます。
④フレームの底面にボンドをしっかり添付し、③を敷き接着します。
これでフレームの下準備が出来ました。
①フレームの中に、お好みのドライフラワーを並べバランスを見ます。
point:詰め込むよりは、余白を取り植物の美しさを際立たせる配置を目指しましょう。それぞれのお花の下は少し空け、植物名を貼るスペースを作ります。
②配置が決まったら、ボンドで接着していきます。置いた時にペーパーに当たっている部分を中心にボンドを塗り貼り付けます。
point:ボンドは乾いたら透明になりますので、多少はみ出しても大丈夫です。
②白いマスキングテープに植物の英名を記入していきます。これをフレーム内に貼り付けていきます。
point:英名が分からない場合はスマホでググってみて。千日紅が英名では「globe amaranth」だなんて初めて知りました。名前が分かるだけでなく、植物の育て方や特徴を知れるなど新しい発見がたくさんです!
これで完成です♪
自立するので立てて飾る事も出来ますし、裏面の金具に麻紐を通せば壁掛けにもなります。
いかがだったでしょうか?
簡単&シンプルなボタニカルフレームですが、
1つ1つの植物が持つ繊細さ・美しさをそのまま楽しめる唯一無二のフラワーアイテムです。
花材を替えて作れば色々なバリエーションが楽しめます。
少しずつ作り貯めたドライフラワーをこうして飾ってみるのも良いですね♪
お子様と一緒に作ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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奈良県宇陀市のフラワーサロン
「花と暮らそう」
HANARA -ハナラ-
FEJ認定講師 植物雑貨クリエイター 中野真弓
HP:https://hanara-flower.amebaownd.com/
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