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廃業[みちのくあじさいや」プリザーブドフラワーアジサイ専門メーカーのニュースに花業界激震

2019.06.28
投稿者:okamura

こんにちは。フラワーエデュケーションの岡村です。

雨続きでお洗濯がなかなか乾かない・・・なんて少し憂鬱になりがちな気持ちも、お庭の紫陽花を見るだけで、嬉しくなります。

薔薇と違い、特別なお手入れをしなくても、毎年健気に花を咲かせてくれる紫陽花。

日本では人気の花ランキングでも必ず上位に上がる大人気のお花ですが、紫陽花人気は生花だけではありません。

アーティフィシャルフラワーももちろんですが、特に人気なのがプリザーブドフラワー

毎年母の日前には欠品してしまうほどの人気で、デザイナーやショップの仕入れ担当の方は、母の日需要を見越して半年以上前から確保しておくのはプリザーブドフラワー業界の常識でもあります。

そんな人気花材ですから、各メーカーも力を入れて販売しているのですが、中でも「みちのくあじさいや」さんはプリザーブドアジサイに特化したメーカーさんで、国産の紫陽花を国内で丁寧に加工してくれる大人気メーカーさんでした。

そのみちのくあじさいやさんが、この度廃業されるという悲しいニュースが飛び込んできて、本当に驚きました。

今日はそんなみちのくあじさいやさんがどんなメーカーさんだったのかをご紹介しつつ、ブログ最後では、みちのくあじさいやさんの残り僅かな貴重な花材についての情報もご案内します。

国産でオールシーズン使えるみちくのあじさいやさんのプリザーブドアジサイの魅力をぜひご覧ください。

今回のTOPIC

・みちのくあじさいやとは

・みちのくあじさいやとFEJ

・高品質の理由

みちのくあじさいや廃業の理由

・残り僅か!貴重な花材の入手方法

 

 

「みちのくあじさいや」とは

素材は全て岩手県一関市の「みちのくあじさい園」産

 

岩手県一関市にある、日本最大級の「みちのくあじさい園」

東京ドーム3個分以上の敷地に、400種・4万株の紫陽花が咲き誇る、紫陽花の名所です。

「みちのくあじさいや」さんのプリザーブドアジサイは、このみちのくあじさい園の紫陽花を、地元の方々のご協力により、丁寧にプリザーブド加工されています。

国産の、それも品質の良い紫陽花だけを厳選して加工されるプリザーブドアジサイは、色むらや色抜けなどが無く、発色の良さやほどよい保湿感に優れた、素晴らしい仕上がりでした。

これを安定供給できるようになるまでには、関係者の皆様の多大なるご苦労があったことは間違いありません。

これからもずっと花業界を支えてくださるメーカーさんだと確信していただけに、今回の廃業のニュースには大変驚きました。


みちのくあじさいやとFEJ

東日本大震災の翌年、以前からよくしていただいていた花業界の方からご連絡をいただきました。

その方は、ご縁があって岩手県一関市にあるみちのくあじさい園さんとプリザーブドフラワーメーカー立ち上げのお手伝いをされることになったと仰いました。

当時の岩手県は、地震の影響で求職中の方も大勢いらっしゃったことから、国産の質の良いプリザーブドアジサイを供給することで、地域の活性化や雇用につながる事業にしたいと、熱い信念をお持ちでした。

その話を聞いた藤江と私は、少しでもお役に立ちたいと、できる範囲でご協力させていただいていたのですが、その後、みちのくあじさいやさんのアジサイは、花材問屋さんの店頭に並ぶのですが、品質へのこだわりが強いことから、当時はまだ供給数が少なく、すぐに欠品してしまいました。

それからしばらくして、スタッフの皆様の努力が実り、安定供給されるようになってからは、FEJが百貨店に出店する際には、みちのくあじさいやさんの紫陽花を使わせていただくようになりました。

 

高品質の理由

理由その① 厳選された素材

15ヘクタールの杉林には、400種・4万株の紫陽花が咲いています。

この紫陽花を地元の皆さまが、手作業で収穫します。

プリザーブド加工しても、美しさを損なわない、瑞々しい上質な紫陽花だけが選ばれます。

理由その② 徹底された品質管理

厳選された紫陽花の葉を取る作業です。

見ての通り、こちらも全て丁寧に手作業で行います。

文字にするのは簡単ですが、実際の作業は本当に大変です。

それでも、この工程を丁寧に行うことで、傷の無い上質なプリザーブドアジサイが生まれるんですね。

 

みちのくあじさいや廃業の理由

理由その① 異常気象

ここ数年、異常高温や大雨、日照り不足など、植物には厳しい環境が続いておりました。

その影響から、みちのくあじさい園の紫陽花収穫量も激減してしまったそうです。

こればかりは、人間の力だけでは何ともできない問題ではありますが、本当に残念ですね。

理由その② 高齢化と後継者問題

地元の皆様のご協力で品質の良いプリザーブドアジサイを供給してくださっていたみちのくあじさいやさんですが、従業員の皆様の高齢化と、それに伴う後継者不足の問題もあったそうです。

上質なプリザーブドアジサイの裏側には、地元従業員の皆様のご尽力があったことは間違いありませんが、私たちが想像する以上に大変な作業だったのだと思います。

とても残念ですが、これはみちのくあじさいやさんだけに限らず、日本全体の問題でもあるのだと、改めて痛感しました。

 

残り僅か!貴重な花材の入手方法

 

入手方法その① WEBオーダー

FEJ会員の皆様は、横浜ディスプレイミュージアムさんのWEBオーダーシステムをご利用ください。

ただ、こちらからですと、カートン(48箱)からの注文になりますので、注文リストに48箱入れていただかなくてはいけません。

※アソート可

こちらもかなり在庫が少なくなっているそうなので、ご希望の方はお早めにご注文ください。

 

入手方法その② 店頭販売

カートン購入が難しい方は、横浜ディスプレイミュージアム様の店頭でしたら、1箱単位で購入できます。

ただ、今朝時点でひめあじさいは残り僅か、アナベルも少なくなっているそうなので、こちらもご希望の方はお早目に店頭までお越しください。

 

どちらで購入されても、価格は、ひめあじさい2,200円(税抜・上代)/ アナベルキューブ1,100円(税抜・上代)ですが、FEJ会員の皆様は卸価格でご購入いただけますので(会員区分により異なります)、ご購入の際には必ず会員カードやナンバーをご利用ください。

 


 

6月中旬にこのニュースをお伺いしてから、私にできることはないかと考え、このブログを書くことにしました。

丁寧に作られたプリザーブドアジサイが、倉庫に残ることのないよう祈っております。

(今日また花材問屋さんに確認したのですが、売れ残る心配はないようです^^)

 

今回この記事を書くにあたってご協力くださった、横浜ディスプレイミュージアムの清水様と、7年前にFEJのアトリエへいらっしゃって、みちのくあじさいやさんの未来について熱く語ってくださった、あじさいや高垣様に心より感謝申し上げます。

また高垣様には、本記事準備にあたって、画像までご提供いただきました。重ねて御礼申し上げます。

最後に、みちのくあじさいやさん関係者の皆様へ

毎年母の日に百貨店へ出店している私たちにとって、花の品質は最重要課題でした。

配送の多いギフトだけに、繁忙期の運送会社さんの宅配に耐えうる強い花材を選ばなければいけないのですが、みちのくあじさいやさんのプリザーブドアジサイは、発色が良く、色むらが無いだけではなく、多少の揺れにも負けない強さがありました。

毎年クレーム0/配送事故0を実現できてきたのは、品質の高い花材のおかげです。

これまで私たちFEJのギフトラインを支えてくださり、本当にありがとうございました。

フラワーエデュケーション岡村

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Living in Tokyo / floral designer

フラワーエデュケーションという花協会で花の楽しさを伝えています。古くて美しいもの、手作業の心躍る時間が大好きです。