「お迎え三歩、お見送り七歩」という言葉はご存知でしょうか。
お客様を気持ちよくお迎えすることはもちろんですが、心を込めた“お見送り”も接客業には大変重要とされています。
例えば、お帰りの際に「ありがとうございました。」とご挨拶をするのは当たり前ですが、プラス「本日はいかがでしたか。」「ご不明なことがございましたら、何なりとお気軽にお問い合わせくださいませ。」などのちょっとした一言。
このプラスαの一言を付け加えることが、生徒様やお客様への顧客サービスへと繋がります。
私は、お見送りの際に特別な言葉ではありませんが、
「寒くなってきましたのでお気を付けてお帰り下さいね。」
「運転お気を付けて。」
「素敵にできましたのでご家族と楽しんでくださいね。」
等々、お越し頂いた皆様へ感謝の気持ちを込めて、必ず一言付け加えてお見送りしております。
又、更なるプラスαとして生徒様やお客様の作品(商品)を玄関までお持ちし、靴を履かれてからお渡しをしています。
生徒様が貴重なお時間を割いて頑張られた大切な作品です。
お帰りの際は、手渡しを心掛けております。
ちょっとしたことですが、 これらの行為が顧客サービスへと繋がります。
もう1つのポイントとして、お見送り後の施錠にも注意が必要となります。
ドアが閉まるまで(生徒様の姿が見えなくなるまで)お見送りするのは当然ですが、 ドアが閉まった途端に玄関の鍵をガチャッ!と施錠されるのは大変NGです。
丁寧なお見送りをされても、 すぐに施錠されてしまっては先程までの楽しかった気分も台無しに。
防犯上すぐに鍵を掛けられる方がいらっしゃいますが、 お客様にとても嫌な感じを与えてしまうことになります。
新規の方でしたら尚更です。その教室には来なくなる可能性もあります。
これは店舗でも個人宅でも共通とされています。
施錠をするのであれば、少しの“余韻”をおいてから静かに閉めましょう。
マンションの場合は、エレベーターに乗られた頃を見計らってから閉じましょう。
(お客様にレッスンの余韻を楽しんで頂くのもサービスの1つです。)
お客様は背中でお見送りを感じていると言われています。
気持ちよくお帰り頂くことは、その教室のリピート率にも繋がります。
ほんの数分です。
どんなに忙しくても「また来たい!」と思っていただけるよう、感謝の気持ちを込めて「お迎え三歩、お見送り七歩」。
是非、ご参考にしてみてくださいね。
講師マナーについて教えてくださったのは
「 アトリエMikure」中川先生です☆
http://ameblo.jp/mikure/