当協会ではライセンス会員(講師になって教室を開講される方)の方々に、隔週で「マコの部屋」というメルマガを配信しています。
教室を運営していく上で必要だと思われることをピックアップしてお届けしているのですが、時折このマコの部屋を一般公開しております。過去に会員限定で配信した内容をさらに加筆してお届けしています。
本日のテーマは「キャリアを積むということ」です。
自分が持っている技術や知っていることを生徒さんに伝えるのがフラワースクールの役割です。その伝え方が素敵だったり分かり易いと生徒さんに大勢来ていただける教室になります。
だから、私たちは常に勉強をしなければいけません。それが自分たちの結果に繋がっていくからです。
ただ花の技術を勉強しているだけではキャリアは積めません。色々な仕事を頂いて、自分がもっている技術と知識を注ぎ結果を出していくことがキャリアに繋がっていきます。
だから、技術を学んで終わり、ではキャリアはつきません。泥臭いようですが、挑戦した人だけがものにしていけるのです。
・花の技術
・花にまつわる様々な仕事の経験
・それに関わる人たちとのコミュニケーション
運営をしていくにはこの3点が重要だと思っています。花の技術はもちろんですが、色々な仕事をしてきた先生はレッスンの話題も豊富です。例えば、花の大手ネットショッピングで仕事をしていた先生はその視点からオリジナルのレッスンを考えられますし、ブライダル会社で装花を経験したことがある人なら、ブライダルの花のことなら何でも生徒さんに答えてあげることが出来ます。
当協会でいえば、百貨店に花を出店して売上を出していくこともキャリアを積むことになります。
キャリアは自分の教室に奥行を持たせてくれます。こうして考えていくとキャリアは自分の生き方そのものだなあと思います。
では、どうやってキャリアを積めば良いのか?
前置きが非常に長くなってしまいましたが、続きはこの後のマコの部屋をお読みくださいませ。
キャリアを積む
この場合のキャリアとは、単に年数のことではありません。
たとえお花経験が短くとも、その間どれだけアグレッシブに取り組んでいるか、ということの方が重要です。
キャリアはご自身のプロフィールとして、その後のお花活動に大きく影響します。よほど強力なコネクションがない限り、いきなり大きなお仕事が舞い込んでくることはありません。
まずは、近い将来自分がなりたいポジションを、より具体的に想像しましょう。いきなりそこに辿り着くことはできないので、そのポジションに向かうための準備を始めます。
積極的な営業活動でキャリアアップ
キャリアを積む上で重要なのは、営業活動です。
皆様はフリーランスの立場になります。会社員とは違い受け身の考え方でいるうちは、キャリアは蓄積されません。
積極的な営業活動が必要になります。 例えば、地元の地域紙やフリーペパーなどのメディア媒体に、取材をしてもらえるような営業をかけてみたり、ご近所の雑貨屋さんへ商品を置いてもらえるような営業をかけてみたりします。
諦めず続ける
営業活動をする上で重要なのは、諦めないで続けるということです。
一度や二度断られたぐらいで諦めてしまってはいけません。打たれ強い精神力も養わなくてはなりません。
ここでの成果は、次の営業への説得材料にもなりますし、ご自身のプロフィールを飾る上で、地元でも有名なあの○○で紹介された人なんだ、という周囲への認知度UPに繋がります。
こうして得たキャリアは、お教室運営のPRに絶大な効果があり、同時に周囲からの信頼感も得ることができます。
お花の幅を広げてキャリアを積む
また、できるお花の幅を広げるというのも、キャリアを積む上では重要です。
例えば、プリザーブドフラワーだけだと、どうしても需要に限りが出てしまいます。 そこで、生花のアレンジやブーケを作れるようになる、というのは、活動の幅を広げるという意味ではかなり有効的な手段です。
FEJでも生花レッスンがあります。まだ生花のご経験がない方、すでに経験はあるものの、一般的なデザインに飽きてしまった方などは、この機会に是非トライしてみてください。
プリザーブドフラワーだけではなく、生花やアーティフィシャルフラワーなど、様々なお花に精通しているということは、単に幅だけではなく、ご自身の(お教室の)奥行きを出すことも繋がるのです。
というわけで、キャリアを積むということ。是非トライしてみて下さい。 そして、積んだキャリアは効果的に露出していきましょう。
趣味でお花を学び、いつかは仕事になったらいいなあ・・・・こんな風に思う人でも、小さなことを積み上げていくことができます。
例えば、
・知り合いに贈りものの花を頼まれた
・友人のお嬢さんの髪飾りを頼まれた
等々、花をやっていると友人・知人に花をオーダーされることは意外とあるもの。
そんな時はぜひお断りせず勇気を持ってご依頼を受けてみましょう!はじめは花の手配、デザイン、梱包、値付け等々わからないことばかりで焦りますが、2回目、3回目と注文をうけているうちに洗練されていきます。
そしていつか大きな仕事が舞い込んできた時、その仕事を引き受けるくらいの土台になっているかもしれません。いつかのチャンスは今日の自分の選択ににかかっている。そんなことを思いながらマコの部屋を読みました。