東京の西部~神奈川よりに昔からある生地屋さんと言えば「ユザワヤ」。一方、千葉よりの東部にある生地屋さんが「トマト」です。
「繊維の街」と言われた日暮里で生地や布商品をメインに販売していますが、その一番大きな特徴は「安いこと」です。
日暮里駅の東口を出て正面に伸びる日暮里中央通りを進むと、大きな赤いトマト印を掲げたビルが目に入ってきます。
(出典:http://nippori-senigai.info/)
生地を扱う本館を中心に、インテリア館、セレクト館、ノーション館、アーチ館と5つのトマトビルがお出迎えです。
この大通りを中心に左右にたくさんの繊維関連のお店が立ち並んでいるのですが、これが「日暮里繊維街」です。昔ながらの店構えのショップも多く、三丁目の夕日的な雰囲気が漂うノスタルジックな街並みです。
(出典:http://nippori-senigai.info/)
(出典:http://nippori-senigai.info/)
(出典:http://nippori-senigai.info/)
ボタンや輸入小物はもちろん、タッセルを扱うお店も多いです。ここでしか買えないものも多く揃うので、手芸好きにはたまらない街です。
(出典:http://nippori-senigai.info/)
それではトマトについて、ご紹介していきます。
1F 激安フロアー
2F ニットフロアー
3F 高級服地フロアー
4F コットンコーナー
5F パッチワークコーナー
5つのフロアーにあらゆる種類の布地が揃っています。
中でも1Fの激安コーナーはすごいです。バーゲンや広告の品ではなく、常設で1m 100円のコーナーがあり、いつも大人気で、このコーナー目当てにいらっしゃるお客様も多いそう。
カーテン類がぎっしり。
トマト直輸入の厳選した生地をはじめ、国内外の上質な生地がお手頃価格で揃います。
ビーズ類や、リボン、チロリアンテープ、糸や針、ボタン、ファスナーなどの基本的な手作り用材料や、小物類などが販売されいてます。
こちらでも、100円生地を扱う他、各館で扱っていた商品がまさかのプライスで提供されているアウトレット館です。
ユザワヤなどではあり得ないのですが、購入時、反物に残った生地が1m~2m以下の半端な場合は買い取らなくてはいけないのがトマトルール。そしてそれは日暮里問屋街全体のルールになっています。
また、トマトは開店と同時にすごい人出になりますので、のんびり生地選び・・というわけにはいかなかったり、問屋さん的な雰囲気も残っていてTOKAYのような店員さんとのやりとりはあまり期待できません。
ですが、激安フロアは、バザー用などで商品を大量に作りたい時にはとても魅力的です(激戦ですが)。2回目からは常連気分でお買い物出来ますから、手芸をされる方はぜひ一度、覗いてみてはいかがでしょうか。私も時々パトロールに出るトマト。ここに来るといつも人がいっぱいで日本にもこんなにたくさんの布loverがいるんだ!と本当に驚きます。
今日は思わぬ掘り出しものが見つかるかもしれない不思議な魅力のTOMATOのご紹介でした!