色を扱う仕事はたくさんありますね。
フラワーアレンジメントやプリザーブドフラワー、アートフラワーなど、花を仕事とする上でも色選びは欠かせません。
フラワーデザインのほぼ80%が、色合わせで決まると言われています!
いくらデザインが良くても、色の組み合せが悪いと台無し~
色合わせに自信がないと、なかなか冒険ができずマンネリ化してしまったり・・・
意外と見落としがちな点なのですが、お花の世界では、カラーの知識は必須なのかもしれません。
センスの良い素敵な色合わせは、なんとなく決まるのではなく、そこには必ず!きちんとした理論があります。
グラデーションで無難に合わせるのもいいですが、本日は「大胆な反対色にも挑戦してみたい!」という方必見です!
難しい反対色同士でも、しっくりくるアレンジにするための秘訣をお伝えいたします。
まず“反対色”とは、色相環にある色の反対側にあるの色を指します。
例えば・・・
赤色の反対色・・・・・・・緑系〜紺系色
オレンジ色の反対色・・・・青緑系〜紫色
紫色の反対色・・・・・・・オレンジ〜青緑系色
になります。
一見大胆な組み合わせですが、上手に合わせると、それぞれの色の鮮やかさが増して見え、生き生きとしたアレンジになります。
その際に知っておくと良いのが“ベースカラー”。
最近メイクでもよく耳にするようになった、“ブルーベース”と“イエローベース”。
すべての色は、必ず黄みよりか青みよりか、どちらかに属していると言われています。
例えば、赤と一口に言っても、青みよりの赤と黄みよりの赤があります。
そして黄色にも、青みよりの黄色、黄みよりの黄色があります。
わかりやすく、プリザローズでベースカラーを分けるとこんな感じに・・・
<ブルーベース>
<イエローベース>
大胆な色合わせに挑戦したいときは、まずアレンジに使用する花材のべ−スカラーを、すべて揃えるとごちゃごちゃせず、しっくりくる色合わせが作りやすいです。
例えばこんな感じに・・・
<ブルーベースの例>
<イエローベースの例>
上記のようにどちらかの色の彩度(鮮やかさ)や明度(明るさ)を変えてあげるのも、しっくりくるアレンジのポイントです。
<ブルーベース>
赤×緑の組み合わせ
<イエローベース>
オレンジ×紫の組み合わせ
“ブルーベース”と“イエローベース”、色の違いがわかりましたか?
色を自由に使いこなし、いろんな色合わせができることで、デザインの幅もグンと広がります!
色合わせで迷われたときは、ぜひ参考にされてみてください。
色の違い、といえば・・・
微妙な色の違い見分けて、カラーコーディネートする上で、まずきちんと色が見分けられるかどうかも、とても大切になってきます。
視力とは別に、色の見え方も20代をピークに変化していくそうですが、頻繁に色を扱うことに携わっている人は、一般に衰えにくいと言われています。
「はて、自分は大丈夫かな~?」
と思っていた矢先、こんなテストを発見しました。
カラーサイエンスおよびテクノロジー分野の世界的企業の「エックスライト」が提供している、色覚のオンラインテストです。
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https://xritephoto.com/cool-tools
英文のサイトですが、やり方はとっても簡単!
右端と左端にある色、それぞれに近い順に、ドラッグ&ドロップで色のマスを並び替えていくだけです。
最後に一番下の「score test」のボタンをクリックすると、すぐに評価点がわかります。
評価点が低いほど評価が高いので例えば、0点だとパーフェクトになります。
評価点は棒グラフでも表示され、グラフがのびている部分が色覚的に弱い色です。
こちらも是非一度チャレンジしてみてください!
フラワーサロン花笑み
豊岡永美