http://www.createacademy.jp/artificial-flower/lesson/
今『ニューボーンフォト』がママ達の間で話題になっています。赤ちゃんは本当にかわいいですね!
先日、生まれてまだ3か月のドバイ生まれのインド人一家の赤ちゃんを抱っこさせてもらう機会がありました。どこを触ってもぷりぷりふわふわ。インドの人なので、目力が半端なく強く、うちの素朴な顔の息子たちとあまりにも違う顔で皆で笑ってしまいました。目がくりっと大きくてかわいかったなあ。。
赤ちゃんのあの可愛さは世界共通。もちろん素朴なわたくしの息子も昔は可愛かったです。
そんな可愛い時代をさらに可愛く画像で残そう!という今流行中のニューボーンフォト。今日はに可愛く撮影するコツについてご紹介したいと思います。
ニューボーンとは新生児のことで、生まれたての赤ちゃんを愛らしく時にはコミカルに時にはアーティスティックに撮影したものが『ニューボーンフォト』です。
赤ちゃんが生まれてきたら記念にたくさんの写真を撮影すると思いますが、自分でプロっぽい写真が撮れたらステキですよね。でもそれにはいくつかのコツを抑えておく必要があります。
そこで今回は、携帯でプロのような写真を撮影する方法や、赤ちゃんの肌がキレイに見えるお勧めのアプリもご紹介します。
↓こちらもオススメです。撮影のコツがいっぱいです。
<<<マタニティフォトを自宅でもプロっぽく綺麗に撮れる5つのコツ
<<<ママたちの間で流行っている「ニューボーンフォト」ご存知ですか?~赤ちゃんを可愛く撮るためのグッズ~
その1)構図と背景
(1)どんな雰囲気の写真が好き?イメージを固めておきましょう
(2)背景に生活感がでないように!
(3)背景の色と素材
(4)アングルが決め手!真上以外にも、とにかくたくさん撮るのがコツ
(5)手と足も撮る
その2)光をコントロール
(1)電気は消す
(2)フラッシュはNG!
(3)撮影は窓辺で行う
(4)直射日光は避ける
(5)逆光か斜光で撮影する
(6)レフ板を白いタオルやシーツで代用
(7)撮りたい雰囲気に合わせたグッズを用意しましょう
その3)カメラの設定とアプリその他
(1)カメラの設定について
(2)単焦点レンズについて
(3)赤ちゃんの肌をキレイに見せるオススメアプリ
終わりに
その1)構図と背景
(1)どんな雰囲気の写真が好き?イメージを固めておきましょう
ニューボーンフォトと言ってもたくさんありますので、まずはネットで検索してお気に入りの写真を見つけてみましょう。
たとえばこちらの2枚の写真。 どちらも寝ている赤ちゃんなのですが、全然雰囲気が違います。
(出典:http://www.marciyochumphotography.com/)
(出典:http://www.partycity.com/)
ひとつはシンプルでモノクロの写真、もうひとつは凝ったコスチュームをつけて可愛らしい写真です。
同じニューボーンフォトと一口に言ってもこんな風に様々です。 たくさんの写真を見て、ピンと来たものをまずは参考にして最初は撮影し、徐々にオリジナリティの高いものにチャレンジしてみましょう。 こ
ちらでも、たくさんのニューボーンフォトをご紹介していますので参考にどうぞ。
(2)背景は生活感がでないように!
どんなスタイルで撮影するか決まったら、次は背景作りを考えます。 プロっぽく自宅で撮影する為には、とにかく背景に余計なものを入れないことが重要です。
(出典:http://www.photo-grafica.net/)
たとえばこちらは2.72m×11mのビッグサイズの不織布です。
実は私のレッスンスタジオにも常備しています。お値段もかなりお手頃で、生地屋さんに行ってもこのサイズでこの価格では買えないはず。あれこれ悩むなら思い切ってこんなものを購入しても良いかもしれません。
こうした背景にお手持ちのラグなどをプラスして下地作りをすると、大人が入っても全身を撮影出来る立派な自宅スタジオが完成です。
もう少しコンパクトに撮影を行いたいという方には、このような方法はいかがでしょうか。ブティックハンガーにふわふわの布地をピンチで止めるだけです。
(出典:http://www.edibleperspective.com/)
接写限定になってしまいますが、お手持ちのもので気軽に撮影したい方にはオススメです。
(3)背景の色と素材
(2)と一緒に考えたいのが、背景(下地)のイメージと赤ちゃんのイメージをどう合わせるかです。
白いふわふわの布(毛布のようなもの)で天使のようなイメージが良いのか?
(出典:http://www.etsy.com/)
(出典:http://www.melissajphotos.com/)
背景となる布や色は写真のクオリティを左右します。
家にあるものをうまく使えれば一番良いのですが、柄の少ない無地のものが最初はお勧めです。 慣れてきたら花柄も可愛いですね(女の子限定になりますが)。
白いシーツでもOKです。新生児らしい清潔感のある写真が撮影できますよ。
(出典:http://www.gettyimages.co.jp/)
(出典:http://www.gettyimages.co.jp/)
(4)アングルが決め手!真上以外にも、とにかくたくさん撮るのがコツ
ニューボーンは寝ている時間が長く、ママ達もその時間を狙って撮影することが多いと思いますが、そうなるとどうしても真上から撮った写真が多くなりがちです。 ですが、赤ちゃんはどの角度からどのパーツを撮影してもかわいいもの。
(出典:http://www.edibleperspective.com/)
後々の記念にもなるので、いろいろな角度から色々な赤ちゃんの表情を撮影しておくことをオススメいたします。
2~3枚撮影して終わりではなく、とにかく沢山たくさん撮影するのがコツ。 色々と撮影しているうちに、構図や光のとらえ方がだんだんつかめてくるようになり「奇跡の1枚」が撮影できます。
たくさん撮る、その中からベストショットを厳選する。初心者の方はこれにつきます。
(5)手と足も撮る
手足のアップ写真も捨てがたいですよ!
赤ちゃんと言えば、ぷくぷくのかわいらしい手と足。このかわいらしいパーツをアップで撮影すると本当に愛らしいのでオススメです。
(出典:http://curiousphotos.blogspot.com/)
(出典:https://www.facebook.com/)
昔は手形を色紙やアルバムに押して記念にしていましたが、今ではデジタルカメラで気軽に何枚でも好きなだけかわいい手足の写真が撮影できる時代になりました。
それだけにweb上でおしゃれなパーツ写真のアイデアをたくさん見ることが出来るので参考になります。
「こんなに小さかったのね」と大きくなったお子さんと話す日が待ち遠しくなるような、オシャレなパーツ写真を撮影して下さいね。
http://www.createacademy.jp/artificial-flower/lesson/
その2)光をコントロール
(1)電気は消す
ステキな写真を撮影する為に欠かせないのが光のコントロールです。
まず最初に、家の中の照明は消しておきます。 少し離れた場所の電気でも消しておくのがコツです。今のカメラは性能が良いので、かなり遠くの光でも感知し、撮影時の色に影響を与えると言われています。
(2)フラッシュはNG!
内蔵フラッシュも使用禁止です。
フラッシュは、陰影がクッキリと出過ぎて、いつものスナップショットのような雰囲気になってしまいます。
多少暗いように思えても後の項で説明する露出調整を行えばキレイな写真が撮影出来るので安心して下さい。
(3)撮影は窓辺で行う
これはとても重要なことなので、ぜひ覚えておいて下さいね。 撮影は窓辺かその付近で行うのが基本です。
下の写真はマンフロット社さんのホームページで紹介されている写真の撮り方のコツ(FEJでもマンフロットさんの三脚使用しています!)。
参考にさせていただきましょう。(出典:http://www.manfrottoimaginemore.com/)
(出典:http://www.manfrottoimaginemore.com/)
http://www.createacademy.jp/artificial-flower/lesson/
上の赤いコサージュをつけている赤ちゃんの写真の場合、左上に見えているのがオーガンジーのカーテン。腰高の窓にかけてあります。
ほんのりと光が顔にさして、ふんわりした印象の写真になっていますね。
(4)直射日光は避ける
窓辺で撮影をすると言っても、強い直射日光が差し込む時間帯は避けましょう。
強い日差しは光のコントロールが難しく、陰影がクッキリと出過ぎる傾向があります。案外、南向きよりも北向きの窓の方が1日を通して安定した写真を撮影出来たりするものです。
どうしても日光が強すぎる時間に撮影しないといけない場合は、窓に半透明45Lのビニール袋を何枚か貼って、陽ざしを調整して見て下さい。
(5)逆光か斜光で撮影する
赤ちゃんが窓を背にする『逆光』(カメラマンは窓に向かって立つ)、または赤ちゃんが窓から斜めに光を受ける『斜光』(カメラマンは窓に向かってやや斜めに立つ)の位置で赤ちゃんを撮影しましょう。
アーティスティックなフォトが撮影できますよ。 これとは逆に、カメラマンが窓を背にして、赤ちゃんが窓の方を向く『順光』は、顔がノッペリしてしまい、記念撮影のようになってしまうので、アートな写真にはあまりオススメではありません。
(6)レフ板を白いタオルやシーツで代用
日差しが強めで影がくっきり出てしまう時や、逆に、顔にもう少し光を当てたいなぁという時には、レフ板を使います。
(出典:http://item.rakuten.co.jp/)
こんなきちんとしたレフ板を用意しても良いですし(以外とお安いので)、レフ板のかわりに白いシーツやタオル・カーテン、または白いボール紙や100均の工作用の白いボードなどでもOKです。
レフ板は、必ず使わなければいけないというものではありません。 ただ、最初にお話ししたようにレフ板を使うと影を柔らかくする効果があるので、あと少し顔を明るく照らして撮影したいなぁというような時には積極的に使ってみましょう。
(7)撮りたい雰囲気に合わせたグッズを用意しましょう
こちらは「その1ニューボーンとは?」で、ウェアやベビーアクセサリーなどのグッズについて詳しくご紹介していますので、参考にしてくださいね。
<<<ママたちの間で流行っている「ニューボーンフォト」ご存知ですか?~赤ちゃんを可愛く撮るためのグッズ~
その3)カメラの設定とアプリ
(1)カメラの設定について
カメラの設定ですが、一眼カメラをお使いなら、ダイヤルは「オート」ではなく「AまたはAV」に合わせます。オートやAVを切り替えるダイヤルは、カメラによりますが、右上か左側面にあることが多いので、確認してみて下さいね。
そして「露出」は明るめに設定。 どのカメラにも、白と黒のプラス&マイナスマークのボタンがありますので、ここでプラスに調整。
さらに「F値」浅め(数値が小さいことを「浅め」とか「絞り開放」等と言います。
数値が小さいほど写真が明るく背景が大きくボケます)にして撮影すると、明るくふわっとした写真になります。(例F1.8・・明るく背景がかなりボケる。F10・・暗く背景があまりボケない)
F値は、「AV」と書かれているボタンを押して調整します(カメラによって違いがあります)。上のカメラだと「8」のボタンが、露出とF値(絞り)になります。
iphoneなどの携帯カメラにも、明るさを調整する機能がついているので、少し明るめに撮影してみるのがコツです。
iphoneの場合は、ピントを合わせたい場所をタップすると、上の写真のような四角い枠と太陽のマークが出てくるので、太陽のマークを上にスライドすると、明るい写真になります。
左の写真はちょっと暗めですが、太陽のマークを少しだけ上にスライドして明るくして撮影したのが右の写真です。ソフトでの編集はしていません。
http://www.createacademy.jp/artificial-flower/lesson/
こちらは、iphone5Sで露出を明るく調整して撮影した写真です。
フワフワの布とかわいい小物、そして窓辺で斜光にて撮影。もちろん電気は消しています。後からフレームだけつけましたが、アプリでの画像処理は一切していません。 ご自宅で携帯でも、これだけの写真が撮影できます。待ち受けにしてお友達に自慢できますね。
(2)単焦点レンズについて
単焦点レンズは、ズームレンズのようにカメラのリングを回して遠近を調整することが出来ないレンズなのですが、その分、とても明るく写真を撮影出来ます。
ふんわりと背景がぼけたやさしい写真を誰でもプロのように簡単に撮影することが出来るので、赤ちゃんの写真にはぴったりです。
初心者モデルだと1万円位で買える単焦点レンズもあるので、一眼カメラをお持ちの方はぜひ使ってみて下さい。
(出典:http://product.rakuten.co.jp/)
(3)赤ちゃんの肌をキレイに見せるオススメアプリ
こちらは周囲で使っている人が多くて好評なアプリです(無料ではないのですが・・)
●プロカム (https://itunes.apple.com/jp/app/procam-3-kamera-xie-zhen-dong/id730712409?mt=8) 肌色がきれいに撮れると評判なので参考にして見て下さい。
終わりに
前後編にてお届けしたニューボーンを撮影するコツ、いかがだったでしょうか。
今回は、かわいいベビーアクセサリーからカメラの撮影機能やレンズにまで踏み込んでお伝えいたしましたが、どれも全てやらなければきれいな写真が撮れないという訳では決してありません。
ご紹介したコツのいくつかを組み合わせていただいて、ご自分なりに満足のいく1枚を撮影して下さいね。
日に日に成長していく赤ちゃんの一瞬一瞬。パパ、ママの手で成長の記録をたくさん残していただければと思います。
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