ぷっくりした葉がかわいらしくて、乾燥に強いので水遣りも少なくてOK。だからインテリアグリーンとしてとても流行っています。なんと造花の世界でもこの多肉植物の売上が大きく、最近は花の造花より売れているそうです。
この多肉植物。おなじみのサボテンと同じような気がします。でも、サボテンはトゲトゲが多いから多肉とは違うような気もする・・・・。とういうことで、調べてみました!
「サボテンと多肉植物に違うもの?もしかしたら同じもの?!」
違いについて調べてみましたので、皆様にもシェアいたします!
(出典:http://indulgy.com/)
多肉植物とは、その名の通り厚みのある葉を持ち、その葉などの中に水を蓄えている植物を挿す総称です。
一般的には、乾燥した地域や海岸線に生育している植物に、多肉植物が多く見受けられます。
結論から先に申し上げると、サボテンは多肉です。
日本では多肉植物というとベンケイソウ科のエケベリア属、セダム属、カランコエ属、アエオニウム属の植物を挿すことが一般的です。(下のような植物たちです)
私たちがイメージする多肉
エケベリア
(出典:http://www.floralverde.com/)
セダム
(出典:http://www.diyandmag.com/)
カランコエ
(出典:http://zencoma.tumblr.com/)
アエオニウム
(出典:http://www.livinggreen.com/)
多肉植物(たにくしょくぶつ)は、葉、茎、根に水を 貯蔵している植物の総称であるので、サボテンも多肉植物ということになります。
その他、ご存じアロエ属も多肉植物です。最近低GI食品として話題の「アガベ」もリュウゼツラン属の多肉植物。さらにファンの多い「グリーンネックレス」はキク科の植物ですが、こちらも立派な多肉植物です。
サボテン
(出典:https://www.bloglovin.com/)
アロエ
(出典:http://www.bloglovin.com/)
アガベ
(出典:https://catalogs.restorationhardware.com/)
グリーンネックレス
(出典:https://www.buzzfeed.com/)
では同じ多肉植物でもサボテンだけは、なぜ「サボテン」として区分され流通しているのでしょうか。
それはそもそも、サボテン科の植物自体が非常に多い為です。
(出典:http://vsco.co/pamsantos/)
その為、サボテンはサボテン、それ以外の多肉植物を多肉植物と、日本の園芸業界では呼ぶようになったようです。
中南米や砂漠のイメージが強い多肉植物ですが、日本にもたくさんしっかり自生しています。
例えばツメレンゲやコモチレンゲなどはいかにも多肉という雰囲気です。
ツメレンゲ
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/)
コモチレンゲ
(出典:http://www.ishidaseikaen.com/)
ちなみにサボテンには、元々日本で自生しているものはありません。
姿や触った感覚が楽しいのが多肉植物の魅力ですが、その姿を現す為に着けられたネーミングに、面白いものが多いのでご紹介しますね。
(出典:http://worldofsucculents.com/)
その名の通り、まるでウサギさんの耳のようにかわいらしいのが「ツキトジ」です。
細長い葉についた羽毛のようなフワフワがウサギの耳のようですね。
(出典:http://www.trademe.co.nz/)
黒い輪状の葉が特徴の黒法師。名前もそうですが、その姿もとてもインパクトがあります!
(出典:http://indulgy.com/)
法師が身にまとっている衣のようだということでついた名前ですが、別名は「闇夜笠(やみよがさ)」。こちらもなんだかぴったりです。
グリーン系が多い多肉植物の中に入れて寄せ植えすると、アクセントとして活躍してくれそうです。
(出典:http://www.shopterrain.com/)
(出典:http://www.projectwedding.com/)
サボテンにはトゲがありますが、立派な多肉植物だということがわかりました。
多肉植物は扱いやすく、比較的増やすのが簡単です。暑い日本でも多肉植物だったら枯らさず安心して楽しますし、お子様と一緒に好きな多肉を集めて寄せ植えするのもお勧めです。
植物はなくても生活は成り立ちますが、生きているものがお家にあるだけで気持ちが違ってくるから不思議です。合理的でシステマティックな生活は楽でやめられませんが、お水を上げたり、葉の手入れをしたり、手間暇かける行為が気持ちを豊かにするのかもしれませんね。