当協会の生花クラス専任講師兼デザイナーのマコ講師。
MAKOTO・OKUDOMIとして個人的に多くの著名人へ、寝る暇を惜しんで「お祝い花」をお届けしています。
そんな花贈りのプロ、マコ講師から今日は・・・
●お祝い花の用途ランキング
●お祝い花の大きさと価格帯
について聞いてみたいと思います!それではどうぞ、ご覧下さい。
こんにちは。FEJ/クリエイトアカデミー本部・マコです。
本日のブログでは、お花のオーダーを受ける上で、一番需要のある「お祝い花」についてお話をしたいと思います。
日常的に贈るお祝い花から、一生の内で一度しか贈ることのないお祝い花まで、お祝い花と言っても、種類は実に様々です。
というわけで、まずはお祝い花の種類についてご説明をしたいと思います。
私がオーダーをもらうお祝い花も様々な用途に分かれますが、実際に需要の多いお祝い花を挙げてみると、次のような順位になります。
※こちらの順位はあくまでも私個人が請け負う際のデータなので、参考までにご覧くださいませ。
お誕生日を迎える方が女性であった場合、男性であった場合など、その方の雰囲気に合わせたお花をご用意します。
その方がお好きな花や色のアレンジを贈ることで、より印象深い花贈りをすることができます。
ご注文を承る際は、贈り先の方の詳しい情報をヒヤリングしておきましょう。
私のアトリエは渋谷区という土地柄、舞台やコンサートなどの出演祝いのオーダーをよくお受けしますが、お住いの地域によって需要は変わると思います。
出演祝いのアレンジはたくさんの花が一堂に並ぶので、際立った華やかさが求められます。
ショップやオフィスなど、開店祝いのお花は全国どこでも需要の高いお祝い花となります。
お贈り先がショップであった場合は、その店の雰囲気やコンセプトに合ったアレンジをご用意すると、お贈り先の方にも喜ばれます。
転職や退職祝いは、お贈りする方の雰囲気に合ったものをご用意すると良いでしょう。
また、会社へお届けすることが殆どなので、お贈りした方が持ち帰りやすいよう、サイズやラッピングにも配慮が必要です。
この他、引っ越し祝い/出産祝い/結婚祝いなど、世の中にはお祝い花を贈る機会が驚くほど多く存在します。
次に、お祝い花を贈る際の、大きさについてご説明させていただきます。
お祝い花を贈る際のサイズは、大きく分けて次の3タイプに分類されます。
ご予算や飾る場所のスペースなどを考えて、大きさも様々です。
ショップオープンなどの場合は、限られたスペースにお祝い花がたくさん届くので、店内に置ききれないと屋外に置かれることもあります。
お祝い花として贈るアレンジの中で、最も大きなサイズとなるのがスタンド花です。
大きくて華やかなイメージの強いスタンド花は、見栄えが重要なポイントとなります。
スタンド花は、商品の設置後、お花が枯れた後やイベントが終了した後、必ずスタンドの回収に行かなくてはなりません。
お届け時はスタンドの回収日について軽く打ち合わせをしておくことをお勧めします。
お値段は15,000円ぐらいから、30,000円ぐらいが一般的で、50,000円ぐらいのご注文をいただくこともあります。
床置きタイプのアレンジを作る際は、“高さ”を考慮したデザインに仕上げます。
立っている人が床に置いてあるアレンジを見る際、目の位置とアレンジの距離が長いので、低いデザインを用意してしまった場合、アレンジが寂しい印象になってしまうからです。
床置きタイプのお祝いを作る際は、ある程度の高さのあるフラワーベースを使用するなど、出来上がりの高さを意識したあるアレンジに仕上げるようにしましょう。
お値段は10,000円~20,000円ぐらいが一般的です。
テーブルの上に飾るこちらのアレンジは、あまり大きくなり過ぎないようにした方がよいでしょう。
お祝い花のご注文をお受けした際は、アレンジを現場に直送することが多く、またご注文主のお客様はその場に行かれないこともあります。
そこでお贈りするアレンジは必ず撮影をしておき、ご注文主のお客様にメールでご報告するようにしています。
お値段は8,000円~15,000円ぐらいが一般的です。
アレンジ作りの際、色合わせに困ってしまったらスタイリッシュな白グリーンのアレンジがお勧めです!
詳しくはこちらのブログでご紹介しております。
>流行中の白グリーンフラワーアレンジのコツ。花の種類は少なめグルーピングで洗練度を増しましょう
お祝い花を贈る際、意外と重要になってくるのが立て札です。
立て札は政治的な役割を果たす、ある意味とても重要なものです。
立て札の表記は昔ほど厳密なルールがなくなってきたので、書体やデザインなど、最近では個性豊かな立て札が目立つようになってきました。
「〇〇祝い」という名目の他、贈り先や贈り主のお名前などの情報も必要になってきます。
当然のことですが、お名前などに誤表記があると大変失礼なことになってしまうので、誤字脱字には細心の注意が必要です。
このように、お祝い花と一言にいっても、用途や大きさなど、その形態は様々です。
お祝い花を作る上で、私がとても気にしているのは“見栄え”です。
お祝いのムードをさらに盛り上げるためのお祝い花であるからこそ、その役割をしっかりと果たして、皆様に喜んでもらえるアレンジが作れなくてはなりません。
旬な素材を取り入れた季節感のあるアレンジや、パッと目を引く素敵なアレンジは、その場をより一層華やかなものにしてくれます。
是非、あなたらしいお祝い花が作れるよう、積極的にお祝い花の制作にチャレンジしてみてください!
FEJ/クリエイトアカデミー本部・マコ(MAKOTO・OKUDOMI)
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