1)材料
材料のご紹介です。
●プリザーブド
フロールエバー・メディアナローズ(シトラスグリーン)1、大地かのんM(ライトグリーン)1、プリマヴェーラ・ニーナ(ブライダルホワイト)1、フロールエバーミニカラー白2、ヘデラ少々
●アーティフィシャルフラワー
アジサイ、ベンケイソウ、アセビ、ツィグ(お好みで)
●資材
グルーガン、コサージュピン、ハサミ、両面テープ、フローラルテープ(緑)、フラワーワイヤー(裸・#22#24)
●リボン(ワイヤ―入り)
16mm幅、40mm幅
2)ワイヤリングとテーピング
各種素材をワイヤリング&テーピングしていきます。
●ローズ
・#22裸ワイヤー1/2でインソーション
・#24裸ワイヤー1/2でクロスメソッド
・全てのローズを同様にワイヤリングしたら、フローラルテープで巻き上げておく
●カラーのワイヤリング
・茎が長い場合はカットする
・#24裸ワイヤー1/2でクロスメソッド。
・フローラルテープでワイヤーが見えないように巻いておく
・カラーが柔らかい場合は、クロスを打った場所をグルーで補強し、グルーが冷めて固まらない内にテーピングをすると良いでしょう。
●アーティフィシャルとプリザーブドヘデラ
準備がすっかり出来ましたので、次はお花をブーケ状に仕立てていきたいと思います。
メインの花を組む
まずはローズで骨格を作っていきましょう。
●中心になる一番大きなローズ
メディアナローズの花首を少しだけ前に傾けます
●3本のローズを束ねカラーを入れる
・メインのメディアナローズの後ろに、カノンMを入れる
・メインのローズの正面から見て左に、ニーナを入れる
・全体が三角形になります
●カラーを入れます
・白いローズの上の空いている場所に、バランスを見ながらカラー2本を入れる
残りの資材をいれていく
・花のあいている隙間に、アセビやベンケイソウ、ツィグ、ヘデラを入れる
・プリザーブドが服に直接つかないように、アジサイをクッションがわりに周囲へ入れる
このようになりました。
ステムの処理
軸全体を束ねた部分を「ステム」と言います。このステムの処理をしていきます。
・ステムはお好みで10㎝前後にカットし、フローラルテープを巻いて束ねておきます。
・ステムに両面テープを貼ります
・16センチ幅のリボンで巻き上げておきます。
カバーをつける
プリザーブドの色移りが気になる方は、このカバーをつけておくと更に安心です。
・40mmワイヤーリボンを使います。
・ワイヤーの片方だけを引っ張ってしぼっていきます。
・このような、丸いカバーができます。
・出来上がったカバーを、ステムの上部にかぶせて、絞ったワイヤーをさらにぎゅっとステムにあわせて絞り、ほどけないように結んでカットします。(落ちそうな時は見えない部分をグルー留めして下さい)。
・見た目もかわいくて色移りも防げるカバーが出来ました
ピンをつける
さてステムが出来上がったら、ピンをつけていきます。
・コサージュピンを、針と糸でステムの巻き上げたリボンに縫い付けていきます。
・縫い付けたコサージュピンの上に両面テープを貼ります。
・リボンをぐるりと巻いて、巻き終わりはグルー(または強力ボンド)などでとめておきます
最後にリボンを結んで完成です
・根元の部分にきゅっと蝶リボンを結びます
完成です!
お花の先生への注意点
コサージュ作りをされる上で気を付けていただきたいことがありますので、お伝えしておきますね。
●プリザーブドフラワーの場合、土台を超えて花を貼る時は洋服に色移りするので造花やリボンでカバーしましょう。
フォーマルウエアにプリザーブドの色が移ってしまったら大変です!今回のようにリーフを使ったり、リボンを使ったりして色移りをしない工夫を必ずしてください。
●コサージュが重くて垂れそうな時は、布を多めにすくってピン留めする。それでもダメな時は下記参照。
●薄いジョーゼットのような洋服にコサージュを付ける時は「布」を一枚かませると洋服を傷めにくく、コサージュもしっかりとつけることが出来ます。
フォーマルで使われることの多い薄い生地だと、重みに耐えられずコサージュが垂れてしまいますし、ピンで穴も空きやすいので注意が必要なのですが、布を1枚添えると随分違ってきます。
実際の写真をご覧下さい。
布をあてていない状態。せっかくのコサージュが下を向いてしまってちょっと残念です。
そんな時は、フエルトなどの厚みのある生地を適当な大きさにカットして、コサージュを付ける部分の裏にあてます。
その上からコサージュを付けると、コサージュが垂れにくく、生地も傷めにくいのでオススメです。
透け感のある生地の場合は、当て布の色が透けて見えるので、同色系を使いましょう。
レッスンやオーダーコサージュをお渡しする時に一言お伝えすると喜ばれると思います。
おわりに
3回にわたって3種類のそれぞれ違うコツが必要なコサージュの作り方をお届けしてまいりました。
世界に1つだけと胸を張っていえる手作りコサージュを胸に、すてきな時間をお過ごしいただければと思います^^
また、コサージュ作りに興味がある方は、こちらもぜひご覧下さい。
フランス仕込みの染め花や羽根コサージュなど、おしゃれでかわいいコサージュばかりお作りいただけるレッスンです。