前編では、プリザーブドフラワーの大輪を1輪使ったコサージュの作り方とコツやポイントについてご説明いたしました。
後編では、アーティフィシャルフラワーを使って、前編同様、ぺたんと貼るだけで作れる簡単なコサージュの作り方をご紹介したいと思います。
ちょっとしたお出かけにそれほどがんばりすぎない感じでコサージュを付けたい方にオススメのさりげないボリュームです。
それでは後編もどうぞご覧下さい。
材料のご紹介です。
●アーティフィシャルローズ
東京堂・アミュゼオープンローズ FW090180 48
●アーティフィシャルアジサイ
メゾンドマリー・【アジサイ Lサイズ】モーブパープル<K239>
●レースリボン
木馬・61713c-11
●コサージュ台
●グルーガン
●アーティフィシャルカッター
まず最初にローズを花首の所でカットします。
次に緑のガクを外します。
今回のローズについているガクはプラスチック樹脂の固いタイプ。
この素材にはグルーがつきにくいのと、固い為作業がしにくいので外しましたが、花びらと同じ素材であれば付けたままでもOKです。
ガクを取ったら、さらに茎の部分のワイヤーを、ローズから1~2mmの所でカットしておきます。
このままだとすぽっと花芯が抜けてしまうことがあるので、カットした部分にグルーを塗って仮止めしておきます。
これでローズの下処理が終わりました。
次にレースリボンをコサージュ台に留めます。
リボンは2つ折りにして、左右の長さを少し替えて変化をつけてあります。ここで一旦グルーを冷まして、リボンが取れないようにしておきます。
3)の一旦冷ましておいたリボンを貼ったコサージュ台の上に、さらにグルーをたっぷり足します。
グルーが冷えて固まらない内にすばやくローズを接着します。
ぎゅっと押すようにして、プカプカ浮いている場所が無いようにしっかりとつけて下さい。
※この時、かなりコサージュ台が熱いので、お子さんと作業をされる方はお気を付け下さい。
ローズがコサージュ台につきました。
シンプルに作りたい方は、ここまででもOKです。
今回は、さらに同色系のアジサイを足してボリュームをアップしていきます。
軸とガクをはずして花びらだけにしたアジサイにグルーを付けます。
ローズの下から1~2枚目の隙間に、アジサイを入れていきます。
バランスを見ながらお好みのボリュームになるまで、どんどん足していきましょう。
最後に、アジサイを入れた場所以外で、花びらが抜けそうな場所が無いかチェックしておきます。もし抜けそうなら根元にグルーを少しだけ垂らして、抜けないように接着しておきます。
今回は、前編でプリザーブド、後編でアーティフィシャルで、コサージュ台を使って作る比較的簡単なコサージュをご紹介いたしました。
時間がある方や、手元に使ってみたい花材がちょうどあるわ、という方はぜひ手作りしてみて下さいね。このくらいボリュームがあれば、フォーマルなお席にもお使いいただけますし、大小作って重ね付けしても良いと思います。
コサージュ作りに興味がある方は、こちらもぜひご覧下さい。
フランス仕込みの染め花や羽根コサージュなど、おしゃれでかわいいコサージュばかりお作りいただけるレッスンです。
次回は、プリザーブドフラワーを組んで作るコサージュをご紹介したいと思います。こちらもどうぞお楽しみに。