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アーティフィシャルフラワーの茎のカット処理どうしてますか? 断面の綺麗なリペア方法教えます!

2021.02.19
投稿者:ayumi

皆様、こんにちは。

東京にてFEJオフィシャルスクールを主宰しているLIPPLEリップルのおかだと申します。

美しくて長持ちするアーティフィシャルフラワー(造花)は、レッスンでもブライダルでもギフトでも人気の花材です^^

このアーティシャルフラワー、上の写真のようなスパイラルブーケを組んだ際などに、カットした茎の断面が丸見えになってしまい、気になることがあります。

今回は、この気になる断面をきれいに処理する方法をご紹介いたします。

よろしければどうぞご覧下さいませ!

 

アーティフィシャルフラワーのカットした茎の断面の綺麗なリペア方法

アーティフィシャルフラワーのカットした茎の断面の処理方法(埋める方法)は幾つかあるのですが、その中でも今回は、比較的簡単な『グルーガン』を使った方法を、3種類の茎の形状ごとにご紹介していきます。

●カット断面処理方法その1(ストロー風樹脂+ワイヤー)

まずは、空洞面が多いこんな茎の場合の処理方法です。

ストローのような樹脂の茎の中央に、ワイヤーが入っています。

比較的安価なアーティフィシャルフラワーに多いのが、この空洞タイプです。

 

グルーガンが温まったら、カットした茎の断面に、ガンの先端を差し込むようにして、グルーを空洞部分に充填します

これでOK!

完全にグルーが冷める前に、指で軽くなでるようにすると、艶が消えてより自然な感じに仕上がります。

※ストロー状の空洞タイプは、樹脂部分が薄いものが多いので、あまり長時間グルーを当てていると溶けてしまうことも!

手早く作業しましょう。

 

●カット断面処理方法その2(樹脂+紙巻+ワイヤータイプ)

次は、樹脂+紙巻+ワイヤーの茎の処理方法です。

上記でご紹介した「その1」の、樹脂とワイヤーの間に、厚地の紙が入っているタイプになります。

 

こちらも「その1」同様、断面にしっかりとグルーガンの先端をあてて、紙の隙間にグルーを行き渡らせるイメージでグルーを充填していきます

 

紙の隙間へ十分にグルーが充填されないで、表面にぷっくりと浮いているだけの状態だと、ポロリとグルーが取れてしまうことがあります。

完全にグルーが冷めて固まる前に、指で表面を軽くなでながら、押し込むようにしてあげると、自然に見え、且つ、グルーが固定されやすくなります。

 

●カット断面処理方法その3(樹脂+ワイヤータイプ)

3つめにご紹介するのが、樹脂の中にワイヤーが埋設されている茎タイプ。

最近、この茎のタイプのアーティフィシャルが増えてきたように感じます。

空洞がない為、ワイヤーは比較的目立ちません。

ワイヤーが露出して、引っかかったりしないか気になる場合のみ、処理すると良いと思います。

今回は、グルーガンからグルースティックを抜いておきます。

 

温まった空のグルーガンの先端を、プラスチック樹脂に押し当てて、ゆっくりと滑らせるようにしながら、ワイヤーの周囲のプラスチックを溶かします。

樹脂が徐々に溶けてくるので、露出したワイヤーを隠すようにグルーを集めていきます。

ワイヤーの周囲にグルーが盛れたら、グルーの先端できれいにならすようにします。

あまり熱くなりすぎると、せっかく寄せて集めた樹脂がポロリととれしまうことがあるので、ほどほどのところでストップです。

 

終わりに

処理済みの3種類の茎です。

左の写真はかなり接写しているので、なんとなくアラが目立つのですが・・・少し離れて見てみれば問題ない仕上がりになります。

右側の写真は、左の写真の一番右端のものです。

今回は、すべて半透明のグルースティックを充填しましたが、緑や茶色など、茎の色に合わせたカラーのグルースティックを使えば、よりリアルに茎を再現できますね^^

ご興味のある方は、参考になさっていただければと思います(なお、グルーガンを使った作業になりますので、くれぐれも火傷にはお気をつけ下さいませ)。

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

東京・新宿区オフィシャルスクール「LIPPLEリップル」おかだそのこ

http://lipple.info

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@fujie_okamura
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Living in Tokyo / floral designer

フラワーエデュケーションという花協会で花の楽しさを伝えています。古くて美しいもの、手作業の心躍る時間が大好きです。