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その１）売上低迷より怖い！売上上昇時の落とし穴

「倒産」　「CROSE」　「閉業」

悲しいワードを羅列してしまいましたが、起業した以上、このような最悪のパターンを想定し、こうならないよう皆さん努力しなければいけないですよね。

事業を辞めなければならなくなってしまう理由で、最初に浮かぶのは「売上低迷」つまり想定よりも売り上げが伸びず、次に繋げることができなくなってしまう状況だと思います。

ですが実は、、逆に売上が急上昇している時や事業を拡大している時こそ、落とし穴に気を付けなければいけません。

仕事をはじめたばかりの頃は、継続的な売上に繋がるようなお仕事に巡り会うのはなかなか難しいですよね。

ただ、そこを頑張って乗り越えると、急に仕事が増えて忙しくなります。

以前FEJに入ってすぐに大人気教室になり、ものすごく忙しくなってしまった先生の体調が心配で声をかけたところ「FEJに入る前は全然仕事がなかったので、その頃のことを考えると、今は本当にありがたいし、お仕事を断るなんて考えられません」と答えてくださったことがあります。

軌道に乗るまでに苦労した方こそ、こうやって頑張っちゃうんですよね。

仕事のありがたみや、求められること・感謝されることへの喜びを実感し、とにかく来た仕事は全て受けてしまいます。

これを私は「がむしゃら期」と呼んでいます。

このがむしゃら期、周りの人は、仕事が沢山あって充実した日々を送る先生のことを羨ましく思っているはずです。

そんな先生のように自分も頑張りたい！忙しい先生を支えたい！という熱心な生徒様に出会えたり、逆にそんな活躍される先生をついつい妬んでしまう方とのプチトラブルが起こったりしはじめるのも丁度この頃。

忙しくしていると目の前の仕事をこなすことに精一杯でついつい視野が狭くなり、このような周りの変化に気付けなくなってしまいます。

また、これまで見たこともない売上が益々がむしゃらに拍車をかけます。

数字で全てを判断することはできませんが、自分の頑張りがそのまま数字に反映される様を見て、もっともっと頑張りたい！と思ってしまうんですよね。

そうやって目の前の仕事や数字に追われているうちに、仕入れや経費の管理が疎かになってしまいます。

更に時間が足りないと気づき人を雇おうにも、任せられる人材はすぐに見つからず、尚且つ人件費の支払いのことも考えるとついつい尻込みしてしまい、、このがむしゃら期からなかなか抜け出すことができなくなってしまいます。

それでも頑張り続けてしまえるのは、良い作品ができた時の達成感やお客様からの感謝の言葉に支えられているからです。

ですが忙し過ぎて、納期を間違えてしまったり、作品のクオリティが下がりお客様にご満足いただけなかったり、レッスンできめ細やかな配慮が足りず生徒様に楽しんでいただけなかったり…普段なら考えられないようなことが重なり…少しずつ綻びが目立つようになります。

すると達成感はもちろん、お客様の笑顔に触れることも少なくなり、モチベーションが維持できず、がむしゃら期は思っていたのとは違う形で収束を迎えてしまいます。

一人でこなす業務には限界があります。短期間ならそれも根性で乗り越えられると思いますが、終わりの見えないがむしゃら期は、根性だけでは乗り越えられません。

また軌道に乗ってくると急に大きな仕事が立て続けに入ってくることがあります。

喜び勇んで引き受けたはいいが、大きな仕事ほど準備期間も仕入れ値も大きくなります。ですが報酬は数か月後になりますので、資金が足りない！ということも珍しくありません。

仕事は増えているから売上も上がっているはずなのにどうして？！と思われるかもしれませんが、売上が入金されるより前に経費支払いや仕入れが発生するので、会社が大きくなる時や、大きな仕事が沢山来て更にステップアップする時こそ、足元を見直す必要があります。

これが最初にご説明した落とし穴です。

では落とし穴にはまらないようにするにはどうすればいいのでしょうか？

その２）アシスタントを採用する理由

こちらのテーマの続きは本編でご覧ください。

(本編ではこちらの２テーマに加えて、更にもう1つのテーマについて解説しています。続きは、本編にてどうぞご覧ください^^）