私が花の仕事をしていることを知っている、ある知人から『こんなものをもらったから参考に』と、ベンツのノベルティのフラワーボックスをいただきました。
中を拝見したら、花を仕事にしたい方の参考になりそうだったので、皆様にも情報をシェアしたいと思います。
いただいたボックスフラワーを徹底解剖してみます!
これはどういうノベルティなのかと言うと、ベンツを購入した方へ、このフラワーボックスの中央へスペアキーを入れてお届けするというものだそう。
ただ鍵を渡すだけでなく、プレゼントとしてフラワーボックスも付け、さらにその中にキーを入れられるというのは一石二鳥のアイデアですよね。
まずは外見から。ボックスの色に合わせて、男性でも気軽に持てる黒のショッパーに箱は入っています。箱が真四角なのでそれに合わせて袋もマチが広いものを使っています。
箱の外には、ベンツのロゴ入りリボンが。普通のリボンを巻くよりも、より高級感がありますよね。
気になる中身です。
プリザーブドフラワーはローズ大(いずみ)、ローズ小(ビビアン)、ライスフラワー、アジサイ2種類、そしてゴールドのピックが入っています。
中央にはキーと一緒にサンキューカードと、プリザーブドの取り扱いのカードが入っています。
このキーとカードを取り除くとこのようになっています。
紙パッキンのクッションが入っていて、その下にはちゃんと乾燥剤も。
全てとりのぞくとこのようになっています。中央の箱の部分に小物を入れるのですね。これは果てして市販されている2重箱なのでしょうか。
というわけで、気になる中央の箱部分もチェックします。ここからさらに分解です。
お花を少し抜いてみました。
ローズはしっかりとボンドで留まっていましたが、他の花材は軽いのでボンド留めはしていないようです。
フォーム土台に使われているのはセック。かなり下めにセッティングされていました。
さらに解体。
気になるのが中央の箱部分です。
ぐぐっと力を入れて抜いてみると・・・
中央の箱の下には、高さを合わせて丸い円を作って高さを合わせた手作りでした。サークル部分は箱にボンドで留めてあります。
このサークル部分の底をセックへボンドで留めてありました。ぎゅっと押しつけて少しセックの中に埋まっている感じです。なるほどー!!かなりがっちりついていて、強度は十分だと思いました。
ベンツのノベルティ、おしゃれでとても気が利いていますよね。代理店さんごとに内容は違ってくるのだと思いますが、ただの箱や袋に入れてお渡しするよりも、お客様を大事にしている雰囲気が伝わってきます。
ベンツのリボンも、この花を作っている方が発注して付けているのかなと思いますが、大きなお仕事の場合は、そのような提案をしてみるのもひとつの手ですよね。
箱の作り方は、わざわざ2重になったものを探してこなくても、この方法なら贈り物に合わせて自由に変えることが出来てとても便利だと思いました。
このようなノベルティ提案はもちろん、冠婚葬祭や母の日ギフトとしても活用できそうです!皆さまのご参考になればうれしいです。
後日談